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大陸の妖精
妖精女王の明日
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に言葉に込められた覇気が薄れていく



マカロフ「ワシは・・・彼女を本当の家族のように・・・」


涙が止まることなく溢れだす


マカロフが涙を流す姿は、雨の中に紛れていた




エルザ「(マスター・・・)」




「・・・彼女が・・・安らかなる事を祈る・・・」


黒いコートを着た評議員たちが、エルザの墓の目の前に立つ



「魔法評議会は満場一致で空位二席の一つを、永久的にこの者に授与することを決定した」


評議員たちの中心に立つオーグ老師が祈りを捧げ、言葉を発した



オーグ「エルザ・スカーレットに聖十大魔道の称号を与える」


すると、マカロフやフェアリーテイルの皆も目を瞑り、祈りを捧げた



アルト「・・・・・」


しかし、眉をひそめ墓を見据える黒髪の少年、アルトレアだけは目を瞑ることも祈りを捧げる事もなかった




エルザ「(アルト・・・)」




ナツ「ふざけんなァっ!!!!」


突如、墓の前に立つ桜色の髪をした少年


ナツ・ドラグニルは声を荒げて叫び出す



ナツ「なんなんだよ みんなしてよォ!!!!」


すると、墓の前に添えられた花を蹴って散らかすナツ



ルーシィ「ナツ・・・やめて・・・」


グレイ「てめえ!!」


他の者たちは、生気のない目でナツを見る



ナツ「エルザは死んでねえ!!!」


ルーシィ「お願いナツ・・・やめて・・・」



ナツ「死ぬわけねえだろォォ!!!!」


ルーシィ「現実を見なさいよォオォッ!!!!」


互いに、互いの話などまるで聞かずに無意味な良い争いが始まる


ナツは力いっぱいに暴れ、エルザの墓を荒らす



ナツ「エルザは生きてんだァ!!!!」


アルト「いい加減にしろよナツ、テメェ!!!!」


暴れるナツの上にのしかかり、頭と体を取り押さえるアルト



ナツ「アルト!!!」


アルト「これ以上ここで暴れる事は許さねェぞ!!!」


そう言ったアルトは歯を食いしばり感情を必死に抑えている表情をしていた



ナツ「アルトォ!!お前までエルザが死んだって言うのかよォオ!!!!」


アルト「バカ言うな!!!!俺だってエルザが死んだなんて思ってねェよ!!!!」


ナツ「嘘つけェ!!だったら何でこんなくだらねェモンに黙って参加してんだァア!!!!」


アルト「じゃあ聞くがなァ、ナツ!!!!」


声を震わせ、ナツのマフラーと胸倉を両手で掴み上げるアルト


ナツの顔を自分の正面におき、怒号じみ
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