マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0909話
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て厳重に見張りをしろ」
もっとも先程見た炎の矢のような魔法程度ではどうしようも無いだろうが。
だが、魔法体系が違うという事は、俺にも知らない手札がある可能性は十分にある。
それを調べる意味でも、こいつらは生かさず殺さずの状態にするのが最適だろう。
「……さて」
次に視線が向けられたのは、交流区画の中に位置する門。
幅はともかく高さが10m程度しか無い以上、メギロートでギリギリ、イルメヤは地面に伏せた状態でなら何とか通り抜けられるだろう。
つまり、PTやAMの類は向こうに行けない訳だ。
空間倉庫を使えば別だが。
幸か不幸か、今はこれ以上この門からこっちに出てくる様子は無い。見たところ普通に門が開いた状態だが、何らかの制限があるのか? ともあれ、1度こっちに兵力を出してきた以上はこのまま放っておく訳にはいかないか。
かといって、今すぐ向こうに攻め込むには現在のホワイトスターは混乱しすぎている。
向こうの戦力は、魔法も含めて典型的なファンタジーものであり、先程のやり取りから見てもこちらの兵器に対して対応は出来ていない、となると……
「量産型W、イルメヤを5機程この門から少し離れた場所に展開させておけ。その後、門から何かが出てきたらそれをスパイダーネットで捕獲。こっちに引き渡せ。向こう側には1人も戻すな」
『了解』
量産型Wが短く返事をし、早速イルメヤへと指示を出す。
それを見ながら、まずはホワイトスターに侵入してきた奴等をどうにかする必要があると判断する。
「よし、交流区画にもう殆ど人は残っていないだろう。残りの敵を殲滅……いや、捕らえるぞ。残りのメンバーは付いてこい」
炎獣とスライムによる広域偵察をしながら、兵士や騎士、あるいはワイバーンやゴブリン、オークといった者達をシャドウミラーのメンバーと合流しながら捕らえていくのだった。
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