12レーティングゲーム
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はレイヴェル・フェニックス。ライザーさまの実の妹君なんです。ライザーさまには妹属性はないらしいのですが、妹をハーレムに入れる事は世間的に意義があるらしくて……」
なんだそれ……。
自分の中で何かが冷めていく。
「すごく呆れてやる気がなくなってきたんだが、これは作戦か?」
呆れるようにライザーの僧侶、実妹を見る。
「そ、それはなんというかすみません……」
レイヴェルは申し訳なさそうに頭を下げ、構えていた騎士もバツの悪そうな表情で頭を下げた。
「……まあ、いろいろ呆れたが、そんな男にやっぱりリアス様はやれないな」
そう言って構え、相対している騎士へ向き直る。
お互いに表情を引き締め、戦闘態勢に移行する。
騎士がかけてきて剣を振るう
すべてがいまいち
剣をはじき騎士の腹に突き刺さる
「なにっ!?」
ごふっと口から血を吐きながら驚愕する騎士。
グレイフィアの校内放送が鳴り響く。
「そんな……、お兄さまの眷属達がこんなにあっさり負けるなんて……!」
そのときアナウンスが流れる
『リアス・グレモリーさまの『戦車』一名、『女王』一名、『騎士』一名、リタイア』
(なにやってんだよ)
地面に降り立つとレイヴェルが、こちらを信じられないものでも見るかのように、震えながら呟いていた。
さてと、さっさとリアス様を助けに行かないと、イッセーだけで勝てるはずないし。
俺が屋上へ向かってジャンプしようとした瞬間。背後から声がかかった。
「お、お待ちなさい!」
レイヴェルだった。
「どうした? 戦う気はないんだろう。俺は今急いでるんだが?」
「あなたいったい何者なの!?」
『リアス・グレモリーさまの「僧侶」一名、リタイヤ』
「ちっ、アーシアまでやられたか。……っと、何者って言われても……、リアス・グレモリー様の兵士だよ。まっ、時間もないからじゃあな」
「あっ……」
レイヴェルを残して一気に屋上へ向かって駆け上がった。
◆
屋上へ駆け上がり俺が見たものは、ボロボロのイッセーを泣きながら抱きしめているリアス様とそれを見ながら笑っているライザーだった。
よかった! まだ負けていない。
「リアス様!」
リアス様の盾になるように前にち、ライザーと対峙する。
「……ヤマト?」
消え入りそうな声でリアス様が俺の名を呼んだ。
「はい!」
力強く頷き、構えを取るが、リアス様は消え入りそうな声のまま、涙を流しながら呟いた。
「もういいのよヤマト……」
なにを言って……!?
「もういいの…
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