第八十八話 食い物の恨み
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も僕もアイス食べたい…』
ルカ「…ちょっとだけならいいよね?」
スバル「うん!!」
ルカとスバルはアイス屋に向かっていった。
フレイモン『お、おい!!だああ、もう!!仕方ねえな!!俺の分も買ってくれよ!!?』
アグモンX『僕の分も!!チョコレートね!!』
ルカとスバル同様、アイスの誘惑には勝てなかったらしい。
スバル「わあ、涼しい!!」
ルカ「本当に涼しいですね…」
空調がよく効いた建物内は、まるでオアシスだ。
暑い屋外から入ってきた為、それがより一層感じられる。
スバル「ルカ兄、何頼もうか?」
ルカ「えっと…僕は抹茶にします。スバルは?」
スバル「バニラ!!」
ルカ「フレイモンとアグモンは?」
フレイモン[ストロベリーで]
アグモン[チョコ!!]
ルカ「えっと、抹茶とバニラとストロベリー、チョコ下さい」
「はい、お待ち!!」
スバル「わああ!!ありがとうルカ兄!!」
ルカ「大輔さん達にバレないうちに食べましょうか?」
スバル「うん!!」
ルカ達はアイスを食べ始める。
どこかでがしゃん、と金属質な音がした。
ルカ「あれ?」
スバル「ルカ兄?」
ルカ「気のせいでしょうか?アイスが溶けるのが早いような…」
アグモンX[暑いからじゃない?]
フレイモン[おい…あれ見ろよ]
フレイモンが指差す方向には、冬物の分厚いコートを着込んだ大柄な男性が立っていた。
スバル「何で夏にコートを着てるんだろ?」
言われてルカも振り向くと、スバル達の視線の先には彼女が言った通り、冬物の分厚いコートを着込んだ大柄な男性が立っていた。
いくらなんでもあれはないだろう変質者か何かでなければ、よほどの寒がりだ。
他の客もその人物に異様な印象を抱き、遠巻きに眺めている。
すると街が霧に包まれた。
店の中の客達が消えた。
スバル「あれ?」
ルカ「まさか…」
何の前触れもなく、男性の身体が青の炎に包まれた。
突然のことにギョッとする2人の前で、みるみるうちにその人物は正体を現していく。
邪魔なコートを焼き尽くし、その下から現れたのは、極太の鎖と蒼炎を携える、完全体のデスメラモン。
夏に見るその姿は、本当に暑苦しい。
ルカ「デスメラモン…データ種、完全体。身を包む炎は高熱化によって青い炎となっており、超絶な破壊力を誇るパワータイプのデジモン。一応、火炎型系のデジモンは水系や氷雪系のデジモンに対しては弱いことになっているが、デスメラモンの火力の前には、まさに焼け石に水とい
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