第四十二話
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ので何も聞き出せませんでしたが、何かあるかもしれません」
「あっそ。ま、何かしたら他の席組みが対処するだろうさ」
「それはそうなんですけどね。一応、規則上は何かあったら寺西さんが最上官となる可能性が高いわけですし、気にしてくださると」
「分かってるよ。白夜も慈吾朗もいない状況で何かあったらちゃんと他の席組みに指示は出すし、必要なら俺も動く。役目ぐらいはこなすよ。・・・何より、俺の存在が原因、って可能性もあるしな」
卵でありながら席組みに席を置くことになった俺。その存在に対して文句がある人間は国内にいくらでもいるだろうし、海外のお偉方にも俺の正体を伝えてないためそちらからもグチグチと言われている。まあ、大抵は世界ランキングに乗せない、という条件で黙ってくれたんだけど。
「あ、それともう一つ。私の息子と当たることがあれば、呪術の世界というものの厳しさを教えてやってください」
「本気で戦う可能性は分からねえけどな。気に入らないやつだった場合、俺が何をし出すか分かんねえけど」
それだけ言い残して、俺は自分の部屋に向かった。
光也の息子、ねえ・・・闇口家は確か結界の奥義を継承していく家だっけか。
いや、結界はあの家に伝わる奥義の一つにすぎないんだったか?・・・ま、戦ってみれば分かるか。少しは見る側も楽しめるように、瞬殺だけはやめとくつもりだし。
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