第1巻
サツキの過去×雑魚との力比べ
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、相手はそれぞれのプラーナを纏い武器を手にしていた。あの腰巾着もプラーナを纏い、武器まで手に入れる事が出来たようだ。一振りの剣。奴は柄の長い巨斧を肩に担いでいたけどな。己の必勝を信じた笑みだったが、俺は何も持っていないが構えをしていたけど。
「準備はいいかい。灰村君?それと武器は?」
「俺の武器は拳のみで戦いますよ。別に舐めている訳ではないのですが、あんなのと戦うんだったら己の拳で根性を叩きのめすのみですから。徒手空拳でやってみます」
アリーナには審判役の田中教師もいたが、雑魚と腰巾着は素手のみでやると言ったら何か知らんが武器も使えねえのかよとか挑発を受けるが、静かに見ていた。雑魚と腰巾着の目の前にいて、では始めと言った瞬間に腰巾着二人が動いた。
「「があああああああああああ」」
「おっと危ない、剣を振りまくっては当たらねえよ!」
と言いながら腰巾着二人は、懐に入ってからの胸に拳で殴り飛ばした。飛ばしたら壁に激突していたが、外に出れば怪我はないから大丈夫だろう。あっという間に二人を倒したのか、雑魚は早く動くのだった。
「きへあああああああああああ」
奇声の如く雄叫びを上げてから、斧を振るが重さと速さで俺の胴体に入ろうとしたがそれは残像だった。それに気付くのが遅かったので、石動の懐にいき殴ったのだった。奴は反応出来なかったが、見事に耐えきって見せた。普通ならアンセスタルアーツの光技の剛力通だけど、俺は何も纏っていないオーラのはずなのに拳が重いと感じ取ったのは戦いをしている者以外も感じ取れた。
「舐めんなッ!」
石動はすぐさま軽業師のように空中でトンボを切って、音を立てて着地するが、俺の拳が効いたのか今頃になって痛がる。胸には戦闘服に拳の跡が残っていたからだ、石動が使った目にも留まらぬ早業や斬撃は基礎光技の一つで、神速通と言うらしいな。両足にプラーナを纏う事で通常では考えられない速力や跳躍力を得る、が俺にとってはこんなの遅く見える。本来なら両目にプラーナを纏う事で視力と動体視力を上げる天眼通というのと、拳で殴った衝撃も剛力通と金剛通の併せ技で、強度を高めた拳を叩きつけるため、剛力通とは比にならない威力を秘めている崩拳と言う。
「おいおい、もう終わりか?」
「けっ、今のはマグレに決まっている!」
「じゃあ今度はこちらの番だな?」
そう言ってから、姿を消した俺を探そうとするが、見学席と石動本人も探していたがどこにもいない。神速通を使っていたらオーラでどこにいるか分かるはずの石動でも、どこにいるか分からない様子だった。
「おいおいこの速度はマジかよ・・・・ぐっ!」
言い掛けた時には攻撃を与えていたが、斧でガードしようが姿が見えないのでガードしようにもガード出来ない。コイツは
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