第三十七話
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「で、コウコウ?カズ君を退室させてまでしたい話って何なの?」
コウコウは今、わざわざ式神まで使ってカズ君がここでの話が聞こえないところまでいったことを確認してた。
そこまで聞かれたらまずい話なのかな?
「さて、では話をはじめさせて頂きます。・・・と言いましても、ちょっとした確認なのですが」
わざわざそう一拍置いて言う事なのかな?
「この種目に出ていただきたいのですが、どうでしょう?」
そう言いながらかばんから出した書類の種目名は・・・『呪戦』。内容は確か、何でもあり、一対一のガチンコだったかな?ベストエイト辺りからは結構激しい、見ごたえのある試合になるらしい。見たことないけど。
「どうでしょう、と言われてもですね・・・私たちが出ると言えば出さないことはないでしょうし、何で出てほしいのかを言っていただけないと判断できないのですが」
と、何だったかを思い出していたらリンリンが聞いてくれていた。
うんうん、それが分からないと判断できないよね。
「そうですね。賭博がしやすいなど、少々黒い理由もいくつかあるのですが・・・」
「それ・・・やってていいんですか?」
「大丈夫ですよ、匂宮さん。実際のお金をかけるのではなく、配布されたポイントをかける形・・・という建前になっていますから」
なんかさらっと建前とか聞こえたけど、聞こえなかったことにした方がいいのかな?
「まあ本音としては、ここで席組みの人たちがぶつかってくれると楽しいなぁ、と言うのと・・・ちょっと皆さんにも面白みを増やそうかと思いまして」
「面白みを増やす?つまり、私たちに本気でやるだけの理由を与えると?」
「そうなりますね。星御門さんにはちょっと物足りないかもしれませんけど」
リンリンには物足りない・・・つまり、私やみゃんみゃん、もんめんにとっては十分ってこと?私達三人に共通する要素ってあったかな・・・?
「では、内容を発表させていただきますね。寺西さんとの一日デート権でいかがでしょう?」
「「「乗った」」」
異口同音だった。いつもはオドオドしているみゃんみゃんの即答にはちょっと驚いた。
でもうん、仕方ないよね。もんめんはまだ自覚してないみたいだけど。首をかしげてるし。
「では、星御門さんはどうですか?」
「ふむ・・・荷物持ちが一人手軽に手に入る、と言うのはいいな。ええ、それでいいですよ」
リンリンが乗ってこないんじゃないかと少し不安だったけど、よかったよかった!
========
ついつい本を三百冊ほど選んでしまったが、まあ深くは気にしないことにする。
うん、大丈夫。ラノベ、マンが、小説の娯楽関係だけじゃなくて陰陽師、妖怪関係もそこそこ選んだし
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ