第雪話
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「それで、寝てたのは?」
「・・・あ、そういやあの死体を処理しておかないと」
「そうか、じゃあ処理しながら話してもらおうか」
「グッ・・・」
誤魔化す気満々だったんだな。危うく忘れるところだった。
「・・・ねむかったし、寝やすい気候だったから寝てた」
「よくもまあこの状況で寝れたもんだな」
「返り血は浴びてないし、不快な状態だったわけでもないしな」
「いやそこではなく」
というか、それも含めて色々と。何より普通の人間は死体が真下にある状況で寝られるものではない。
「ってか、下部活してるよ・・・もう放課後なのか。そろそろ帰らないと」
「確かに、そろそろ帰った方がいい時間ではあるな。STが終わってからそこそこたった」
「なら、帰るとするか。行こうぜ、雪姫。荷物は教室に?」
「おきっぱなしだな」
「なら、そこによってから昇降口だな」
そう言ってから歩きだした一輝の背を追う。
・・・ちなみに、何で一輝を探してたのかを思い出したのは家に帰り、風呂に入っているときだったのでもう手遅れだった。
しまったな・・・思いっきり一輝の策に乗せられた気がする。
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