いちば模型店 ガンプラバトル大会2
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「ハァハァ………」
シノが直ぐにイチヨウさんをぶっ飛ばした。自業自得だ………てかただの変態ジジイだ!!
「イチヨウさん…………いい加減止めてください。セクハラ罪で捕まっても知りませんよ。すまない、トオサカ君。イチヨウさんはいつもこんな感じなんだ。許してやってくれないか? 」
「嫌です」
即答だ。しかも、なんか「殺します」って聞こえたような気がするんだけど。気のせいかな?シノの怒りに当てられて、幻聴でも聞こえたのか?
「そういわず頼む。お詫びとして、好きな商品を持っていってもいい」
「嫌です」
頑なに断るシノ。ヨシナも困っているように頬をかいている。
「サオトメ君。何とかしてくれないだろうか? 」
「はっ?なぜ俺が? 」
「頼む。このままじゃ大会が潰される。貸し一つでどうだろうか? 」
「………ハァ。忘れるなよ」
貸し一つで承諾し、シノの肩に手を置いた。
「なに?ヒロヤ? 」
「シノ。そこら辺で許してやれよ。帰りに甘いもんでも奢ってやるから」
そう。シノは甘いものが好きな女の子なのだ。そして、予想通り反応した。
「………絶対よ」
「ああ。約束だ。だから今は許してやれ」
「………わかったわ」
「というわけだヨシナ。許してくれるぞ」
「感謝する。では、そろそろ大会も始まるから君達も準備したまえ」
ほんとうだ。時間も迫ってるし準備しなきゃな。
にしても、シノの怒りようはすごかったな。普通に………いや、すごく怖かった。
「さて、じゃあ準備しようか。この大会はシングル戦だから、よろしくね」
手を軽く振って、トウイは店の奥に姿を消していった。
「俺達も行くか」
「ええ」
ーーー−−
「あーあ〜。マイクテス!マイクテス!リンドウ君。これちゃんと聞こえてるじゃろうか? 」
「ちゃんと聞こえてますよ。だから気にせず始めてください」
「おおそうか。え〜、皆の者!集まりいただいて感謝する!では、ルール説明をする!今回はローカルルールということで、前に世界大会で使われたルールを使用する!それを二回戦までじゃ!諸君等!健闘を祈る! 」
「世界大会で使われたルール? 」
「それでは、まずは一回戦!自分のガンプラの武装は全て使用禁止!武器はこちらから用意するので、くじ引きを引いて番号を言って下さい! 」
すると、店員の手元には箱が抱えられていた。
武装か………なに出るかな?ちゃんとした奴だといいな。
そう思っていると、自分の番まで回ってきた。くじを直ぐに引き、番号を確認する。
『04』
………四か。死じゃなくて四だよな?
「あの………番号
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