2部分:第二章
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「いいのだ」
しかし山下はこう言うのだった。
「もういい。それはな」
「これではリンチです」
「これが奴等のやり方なのですか?」
「奴等の正義だと」
「そうなのだろうな」
山下の言葉は彼等の血を吐くような言葉を耳にしても変わらなかった。
「それが連合軍の正義なのだ」
「大将ともあろう方をリンチにするとは」
「しかもです、閣下はです」
「そうです」
彼等の言葉は続く。言葉には血と涙が入っていた。
「正々堂々と戦われた。それだけです」
「それでこのようなことを」
「だからよいのだ」
やはり山下の言葉は変わらない。
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