暁 〜小説投稿サイト〜
(仮称)問題児たちと一緒に転生者が二人ほど箱庭に来るそうですよ?
弟子は虎と、師匠は忌み子と出会うそうですよ?
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』
ギアスロールが出現したタイミングで、農具や刀剣類を持った集落の住人が現れた。
飛鳥と的盧は直観で現れたのが少女達の言っていた集落の住人であると感づき、一瞬で現れた十数人に肉薄し、首を跳ね飛ばしたり喰い千切ったりした。
その勢いのままUターンして少女達を背に乗せ、そのまま的盧と共に集落のある方向へ先程とは比べ物にならない速度で激走。そのまま集落を電撃襲撃。住人を一人残さず殲滅した。少女達は、飛鳥の風遁応用の結界のお陰で風圧を受けず、無傷である。
所要時間、大凡5分。
「………は、はは。おにーさん、凄いね」
ものの5分で集落を葬った飛鳥は、背に乗せていた少女達を下ろした。
「おめでとう。ギフトゲームはおにーさんの勝ちだよ」
飛鳥の背中から降りた少女達は心底安堵し、笑ってそう言った。そんな少女達の笑顔を見て、飛鳥はしゃがんで目線の高さを合わせ、少女達の頭に手を置いて優しく撫でながら―――
『……で、お前等はこれからどうするのだ?』
―――と、少女達に問うた。
「…………どうする、って?」
『……お前達への所業を聞いて、気に食わんという理由で、お前達のゲームをクリアした。……だが、子供が居らず、全ての住人がお前達を迫害していた住人を皆殺したが。……お前等は、あの集落外に頼る者が居るか?』
そう言われ、押黙る少女達。勢いに任せて生死を問わなかったせいで生きて行けるか分からなくなったからだ。
『……行く宛がないなら、オレと共に来るか?』
「「「…………え?」」」
『……だから、行く宛がないなら、オレと共に来ないか? ……うちのコミュニティは、お前らと同じ、忌み子として迫害されていた者が何人もいるしな』
「………………いいの?」
『……何が?』
「私達は……貴方を信じても………良いの?」
そう言って、少女達は不安げな表情をしながら問を投げた。
飛鳥はその問いに対し、真剣な表情をしてこう返した。
『……お前らの境遇はゲーム前に聞いた。……集落の大人全員からの迫害・拷問。……親に裏切られ、咎無き冤罪の罪を着せられた。……その所為で人を信用出来ないのもわかる。……だが、今はごちゃのちゃ考えずに一先ず―――オレを信じてみろ』
力強い言葉と共に手を差し出す飛鳥。その言葉が引き金となり、少女達は飛鳥を信じてみることにし―――
「「「……よろしく、お願いします」」」
―――差し出されたその手を、涙を流しながら取った。
――――――――――――――
場所は戻って、フレメダ達の居るカフェ。
「単刀直入に言います。もしよろしけ
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