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流星のロックマン STARDUST BEGINS
憎悪との対峙
40 明かされた混沌
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もなら年上だろうがはっきりとモノを言い、酷いことをよく言われているが、根は優しい少女だということは知っていたが、いざ言われてみると驚きを隠せない。

「結論から言うと、ヨイリーのばあちゃんは裏で糸を引いている…というよりは本人も状況をよく飲み込めていない可能性が出てきた。どう考えたって、こんな秘密、明るみにできるわけがねぇ」
「ヨイリー博士は私たちが問い詰めた時、何か恐れているようにも見えたわ。最初は秘密が明るみになったら自分の立場が危ぶまれるからかと思った。でも違った」
「ヨイリー博士ですら状況を理解できない。恐らく考えていることは間違っていないが、不明瞭な状態で言いふらせるものでもない。だから秘密裏に御二人に調査させたと」
「途中でまさか自分に疑いがかかるとは思ってなかっただろうがな」

リサとマヤはここまでを振り返る。
ここ数日でいくつもの事件が立て続けに発生したため、自分たちがまず完全に物事を整理しなくては話が進まないのだ。
慣れてしまい、しばらく使っていないペンを取って、会議室のホワイトボードにまとめていく。

10月26日深夜、デンサンシティ郊外の港の廃工場で40人近い中学生が惨殺される事件が発生。
同時に現場から電波人間同士の抗争があったと思われる形跡とアメロッパに本部を持つPMC・Valkyrieの構成員の人間の死体が発見される。

10月27日未明、ヨイリーからの依頼を受け、調査を開始。
ヨイリーのPCに外部から侵入された形跡が見つかる。
更にPCから送信されたデータは幾つかのサーバーを経由して、前日の殺人事件の現場付近の基地局から重要参考人Aの端末に送信されていたことが判明。
状況からヨイリーが事件に対し、何らかの関与をしている可能性が浮上。
深夜、デンサンシティ、才葉シティのニホンのインターネットを管轄するシステムがダウン。

10月28日未明、デンサンシティの古澤区旧歓楽街(通称・プライムタウン)にて26日と同じ電波人間らしき反応をキャッチ。
同時に更なる未知の反応と多数のジャミンカーの反応も検知される。
現場では廃墟となった商社ビルが全壊、目撃証言より電波人間同士の争いがあったと発覚。
早朝、ヨイリーからの調査を切り上げ、インターネットがダウンした原因の捜査に切り替える。

10月29日、早朝、才葉シティ・シーサイドタウンの才葉芸能学園中等部がValkyrieと思われる武装グループによって占拠される。
警察とWAXAが出動、犯人グループとの交渉を開始。

10月30日、早朝、校舎より銃声、しかし要求は無し。
デンサンシティのシステム管理施設の防犯カメラ映像から端末コンソールにバックドアを仕込んだ人物を確認。
重要参考人の足取りの中で糸を引いていると思しき人物(高垣美緒)のい
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