9ライザー・フェニックス
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ろだろうか。
整った顔立ちだが、どこか悪ガキっぽい印象がある。ぶっちゃけホストにしか見えない。
男は部屋を見渡して、リアス様を捉えると口元をにやけさせた。
「愛しいリアス。会いに来たぜ」
愛しいリアス? こいつ部長とどういう関係?
部長の方は、一切歓迎しているとは思えない。
しかし、男は部長の様子など気にせず、近づいていく。
「さて、リアス。早速だが、式の会場に行こう。日取りも決まって…………」
ドコン!
部長の前になにもない場所でぶつかる男。
「これに気づかないとはフェニックス家も落ちたもんだな」
部長の前に隣にいたヤマトが現れる
「貴様!なにをした!」
「なにリアス様にとりつこうとするゴミから守っただけだ」
イッセーがよして顔してるな
「兵藤一誠様。この方はライザー・フェニックス様。純血悪魔であり、古い家柄を持つフェニックス家のご三男であります。」
「つまり、リアスと同じ爵位クラスの悪魔という事か・・・。」
「そして、グレモリー家次期当主の婿殿でもあります。つまりリアスお嬢様とご婚約されてるのです。」
「・・・ええええええええええええっ!!?」
一誠の驚いた声が響き渡る。
ライザーがここに来た理由はリアスを冥界へ連れ戻す事と純潔悪魔の子孫を残す為に親同士が決めた婚姻だという。
いつか、話していたが純潔悪魔の数が減ってしまったと言う大戦争。
けど・・・いくら、繁栄の為に本人が好きではない人と結婚しても長くは続かないし、其処には愛は無い。
つまり、この結婚は【政略結婚】という事か。それなら、リアスが昨日とった行動が理解できる。
「この結婚には悪魔、いや、冥界の未来がかかっているんだ。嫌ならお前のを眷属を焼き尽してでも連れて帰るぞ。」
「脅しを使うのは紳士(ジェントルマン)のやる事ではないな。それに貴方は、本当にリアス様を理解しているのか?」
「何が言いたい・・・?」
「だったら、その鳥頭に解り易く説明してやる。
お前はリアス様の事をグレモリー家の次期当主としてしか見ていない。
リアス様自身を見ていない君には、結婚する資格は無い。」
「なんだとっ!?貴様!?」
ライザーは怒りに燃えて、背中から炎の翼を広げる。
なるほど、フェニックス家というから炎を自在に操る能力に長けている訳か。
「そうだぜ、この焼き鳥野郎!!お前なんかに、部長は渡さないぞ!!」
「や、焼き鳥!?上級悪魔に対して態度がなってねぇぜ!リアス、下僕の教育はどうなってんだ!?」
怒り狂うライザー。
「イッセー、彼を焼き鳥というのは失礼だと思うよ。」
そう言うと、フ○ミマ名物のフ○ミチキが大量に入っている袋を取り出す。
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