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鎧虫戦記-バグレイダース-
第013話 脱獄のハトレイ
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余裕だったら?」

ボブは少し考えた後に答えた。

?‥‥‥‥‥‥死んでたな?
「あっさり言うなッ!!」

セキレイは″レヴィアタン″の脚にツッコんだ。
そして、手を離し地面に着地した。

「で?おれ達はどうやって戦うんだ?」

セキレイは上を向いて訊いた。
こっちを向いた″レヴィアタン″と目が合った。

?‥‥‥‥‥さぁ??
「本当に考えなしだなッ!!ていうか
 前からそんなキャラだったっけ!?」

ボブは視線を二人の剣士の戦闘に向けた。

?今までの“普通の戦闘”ではパッと作戦が浮かぶが
 こんな敵との戦い方なんて、そんな簡単に
 思いつくものじゃないさ。お前だってそうだろ??
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」

セキレイはしばらく俯いたまま何も答えなかった。
そして、ようやく口を開いた。

「いや‥‥‥‥‥いけるかもしれない」

それを聞いたボブはセキレイに追及した。

?何か作戦でも考えついたのか!??
「あぁ!クソ、盲点だったぜ。
 “おれ達がこれから何をしたいか”を考えたら
 すぐに思いついたはずなのにな!!」

そう言って、セキレイは″レヴィアタン″の頭の隣まで登ると
ゼロに聞こえないように小さな声で作戦を提示した。
    


    **********



「ゼロ!貴様はワシの大切な者を!″アヴァン″を殺したッ!!
 それだけは絶対に許さんッ!!」

 ボボボボボボボボボボボボボボッ!

カイエンはそう言って、炎の巨剣を生成した。

「〔灼熱巨剣(ブレイズソード)!〕」

そして、それを勢い良く振り下ろした。

「受けて立ちましょう。〔灼熱巨剣(フレイムソード)!〕」

 ボボボボボボボボボボボボボボッ!

ゼロも炎の巨剣を生成した。そして、それらは激突した。


 ガギイイイイィィィィィィィィィィィィィィィイイインッ!!


莫大な熱量のぶつかり合いで周囲に衝撃波が発生し
全員は吹き飛ばされそうになった。



「〔粘土細工(クレイワーク)高波(ウェーブ)】!〕」

 ザババババッ!!

ジョンは床を水をかくようにして上にあげると
それはまるで、波のような形をしたまま固まった。

「″物体潜行(サブマリン)″の応用だ!物体を水みたいにしている間に
 形をいじったまま解除するとそのまま固まるんだ!!
 それより、早くそれの陰に隠れるんだ!」

言われるがままにカツコとハトは急いで隠れた。

「一体、中で何が起こってるんだ?」
「お、おばちゃん‥‥‥セキレイお兄ちゃんと
 ボブおじさんは、だ、大丈夫なのかな?」

高温の熱風に耐えながらハトはカツコに訊
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