1部
36話
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
状態となっていた。
「な、なんで……鋼線は避けた……筈……」
虫の息の剣に対してテンテンは説明を始めた。
「蜘蛛の糸の見えている鋼線は威嚇と注意を引くためのもので、本命はその見えている鋼線の間にランダムに張り巡らせた、もっと細くて切れ味の高い見えない鋼線。
見えている鋼線の間を潜れば終わり、動かなかったら周りの起爆札付きの苦無で吹き飛ばして終わり。唯一の安全地帯は全ての鋼線の上だけ。
ヒジリ曰く、悪意をもって糸を登り、天に害為す愚者には相応の罰を、故に蜘蛛の糸ってね」
「勝者、テンテン」
ハヤテの勝利宣言だけが試験場に響いた。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ