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妖精の義兄妹の絆
緋色の空に消えた幻
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くらいに美しい緋色に染まっていた。
エルザの髪の色のようにあたたかく、情熱的に…。
顔を上げれば美しい空が広がっているのに、顔を上げれば…。





















それから数日が経とうとしていた。
連合軍は体を休めるため化猫の宿に滞在する事となった。
特にタクヤとナツはギルドに着くやいなやその場に倒れてしまった。
そんなこんなで体力も魔力も回復し、そろそろ各々ギルドに帰ろうかとなっていた。
「わぁ!!かわいい!!」
「私の方が可愛いですわ。」
ルーシィとシェリーはギルドにある試着室にいた。二人とも独特なデザインの服を来ている。
「ここは集落全部がギルドになってて織物の生産も盛んなんですよ。」
「ニルビット族に伝わる織り方なの?」
「今、思えばそういう事……なのかな?」
「あなた、ギルド全体がニルビット族の末裔って知らなかったんでしたわね。」
「私たちだけ後から入ってきたから。」
ウェンディとシェリーが話している時、ルーシィはエルザに声をかけた。
「エルザも来てみない?かわいいよ。」
「!あぁ…そうだな…。」
エルザの返事はどこか遠くにいるように思わせるものだった。
「ところでウェンディ。化猫の宿はいつ頃からギルド連盟に加入してましたの?
私、失礼ながらこの作戦が始まるまでギルドの名を聞いた事がありませんでしたわ。」
「そういえばあたしも。」
「そうなんですか?うわ…ウチのギルド本当に無名なんですね。」
ウェンディは少し肩を落としながら言った。
「どーでもいいけど、みんな待ってるわよ。」
シャルルはガールズトークを切りウェンディたちを集落の広場へ案内した。

























「妖精の尻尾、青い天馬、蛇姫の鱗、そしてタクヤ、ウェンディ、シャルルにエマ。
よくぞ六魔将軍を倒し、ニルヴァーナを止めてくれた。地方ギルド連盟を代表してこのローバウルが礼を言う。
ありがとう、なぶらありがとう。」
ローバウルが何度もナツたちに礼を言った。
「どういたしまして!!!!マスターローバウル!!!!
六魔将軍との激闘に次ぐ激闘!!!!楽な戦いではありませんでしたがっ!!!!
仲間との絆が我々を勝利に導いたのです!!!」
「「さすが先生!!」」
一夜がうざいくらいに大きな声でローバウルに返した。
そのとりまきのトライメンズも一夜を持ち上げた。
「ちゃっかりおいしいトコもっていきやがって。」
「あいつ、誰かと戦ってたっけ?」
グレイとルーシィも一夜にただ呆れるだけだった。
「終わりましたのね。」
「おまえたちもよくやったな。」
「ジュラさん。」
ジュラもシェリー
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