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妖精の義兄妹の絆
緋色の空に消えた幻
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れを必死に止めようとしている。
「そいつは仲間だぁ!!!!連れて帰るんだー!!!!」

オオオオオ

「ジェラール!!!!待ってろ!!!!すぐ連れ出してやるからな!!!!」
「お兄ちゃん…。ナツさん…。」
「よ、よせ…。」
「と、取り押さえなさい!!!」
ラハールもすぐに評議員を増員させてタクヤたちを食い止めようとする。

ドカッ

「行け、ナツ!!タクヤ!!」
「ぐほっ。」
ナツたちに迫る評議員をグレイが横から食い止める。
「グレイ!!」
「こうなったらこいつらは止まんねぇからな!!!」
グレイも加勢に入り、評議員を次々に倒していく。

ドクン

「気に入らねぇんだよ!!!ニルヴァーナを防いだ奴に…一言もねぎらいの言葉もねぇのかよォ!!!!」
「それには一理ある。その者を逮捕するのは不当だ!!!!」
「くやしいけど、その人がいなくなるとエルザさんが悲しむ!!!」
さらに、ジュラと一夜も加勢に入って来た。
「もうどうなっても知らないわよ!!」
「あいっ!!」
ルーシィとハッピーも評議員に攻撃する。
「お願い!!!ジェラールをつれていかないで!!!!」
「来い!!!!ジェラール!!!!おまえはエルザから離れちゃいけねぇっ!!!!














ずっと側にいるんだ!!!!エルザの為に!!!!」
後少しでジェラールに届く距離まで迫っている。それこそ手を伸ばせば届くぐらいに。
「ジェラール!!!!おまえ、ずっと忘れたままでいる気かぁ!!!!」
ナツの隣で叫んでいるのはタクヤだ。
「そんなのオレが許さねぇ!!!!そんな寂しいのはオレが許さねぇ!!!!
オレたちと、仲間と一緒に笑って!!泣いて!!生きていくんだ!!!!
















そんな牢獄の中でおまえを一人にしてたまるかぁぁっ!!!!」
「だから来いっ!!!!オレたちがついてる!!!!仲間だろ!!!!」
「全員捕えろォォォ!!!!公務執行妨害及び逃亡幇助だー!!!!」
さらに評議員の人数が増え、魔法部隊も出てきた。
普段の彼らならこんな素人などは赤子の手をひねるより簡単だが、体力と魔力が全くと言っていい程ないのだ。
徐々に評議員に押されていく。
「くそっ!!こんなやつ、ら…!!!」
「お兄ちゃん!!!」
「ジェラーーール!!!!」



















「もういい!!!!そこまでだ!!!!」
エルザの一言で一気にその場が沈静化された。
「騒がしてすまない。責任は全て私がとる。ジェラールを…






つれて……いけ…。」
声を震わせながらかろうじて出た言葉。
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