マブラヴ
0907話
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まぁ、重軽傷者はそれなりの数出たが。
ぶっちゃけ、これもネギま世界の魔法使い達が回復魔法という手段を持っていたからだな。
回復魔法を得意としている近衛、アーティファクトの虹色領域の腕輪で常時回復効果を与える事が出来る千鶴、こちらもまたアーティファクトのセイレーンの瞳の効果で歌を聞かせて治癒能力を上げた美砂、魔法を満遍なく使いこなせるあやかといった者達が大活躍だった。
更に驚いたのが、和泉がネギと契約して手に入れていたアーティファクト。
……見た目は巨大な注射で色々とアレな存在だが、こちらも美砂のアーティファクトと同様に対象の治癒力を促進させる効果があった。
他にもネギま世界の魔法使いによる回復魔法を駆使した結果、アフリカ連合、中東連合の方でも死者はかなり少なくなったらしい。
俺達がこの世界に現れる前までに行われていたハイヴ攻略戦や、BETAの間引きと合わせて考えてみても、死者の数は驚く程に低かった。
というか、だ。この世界の軍隊は戦力の5割程度まで減っても軽微な被害という扱いらしいのが色々と衝撃的だった。
ともあれ、シャドウミラーだけで攻略した鉄原ハイヴだけではなく、初めてこの世界の人々も攻略に協力したハイヴとしてアンバールハイヴは長く歴史に残されるだろう。
で、当然その辺の事情も踏まえてこんな大々的な戦勝パーティが開かれている訳だが……
「ねぇ、アクセルさん。もしよろしければ、今度一緒にお食事でもどうでしょう?」
「あら、抜け駆けは無しよ。ねぇ、アクセル様。私のお料理を召し上がって貰えませんか? 他の世界の料理を再現してみたのですが、中々思い通りに出来なくて」
「今度はうちでギアス世界から輸入した牛を育てる事になったんですが、その試食会を開くんですの。どうです?」
……で、その結果として、今俺の周囲にはこうしてマブラヴ世界の、いわゆる上流階級のお嬢様方が群がっている訳だ。
幾ら俺が女好きだという情報が流れたからって、これはやり過ぎだろう。
そもそも上流階級と言っても、アメリカやアフリカに避難した欧州各国、ソ連、オーストラリアといった国々の者達だ。それが何を意味しているのかは明白だ。
ちなみにレモンとマリューはBETAの解析に、シェリルはマクロス世界でのライブがあってこのパーティには参加していない。
俺の恋人達の中でパーティに参加しているのはコーネリアとスレイの2人のみなのだが、この2人は2人で凜々しい外見から、いわゆるお姉様タイプであるという影響もあって俺以上に女達に囲まれている。
俺達を味方に引き込むのがどれだけ自国にとって有益かを言い含められているのだろう。目の色にその辺の感情が隠し切れていない上流階級の令嬢達を相手に、強引にどうにかする訳にもいかず困っていたのだが……
「
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