【IS】千万回負けても、諦めない。
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くほうが有効かもしれないし、敢えて発動させないまま素の剣を叩きこんでバランスを崩し、続く二太刀目で一撃とか?」
「か、神が舞い降りた……!セシリアは言うことが難しくてわかんないし、鈴は説明しないし、箒は根性論というの地獄に降り立った一筋の光明だ!素晴しきかな男友達!男友達バンザァァーーイ!!」
「え、なにこいつキモッ……」
なお、その後一夏はかしまし三人娘に袋叩きにされていた。
一応ながらレーザーや衝撃砲だけでなく実弾にも慣れさせるべしと伝えておく。
= =
あれから40年!というのは嘘で、暫くして俺は未だにたっちゃんに操縦を教わりつつ色んなISの対策をたて続ける日々を送っていた。だが、この日とうとう専用機が送られてきた。
送られてきてしまったのだ。矢張りと言うか約束は反故にされてて俺の心はブレインショック中だ。
『コア摘出。新型に移植を開始します』
「あああ〜……俺の打鉄ちゃんがどこの馬の骨とも知れないISフレームに変わっていくぅ〜……」
「はいはい開発した張本人たちの目の前でそういうこと言わないのっ」
泣いて止めたいところだが、たっちゃんが暴れないように俺に絡みついて動きを封じているので出来るのは泣くだけである。嗚呼、毒蛇に絡め取られるー。
「……年上のオネーサンと体が触れあってる事に関してはノーコメントな訳?」
「そんなことより打鉄ちゃんがぁぁ〜〜!」
「そ、そんなことって……!?このたっちゃんが鉄の塊に色気負けだとぉぉぉ〜〜〜!?」
普段はこんな風にくっつかれると恥ずかしがる大成だが、彼の相棒打鉄ちゃんに対する愛着はケルマデック海溝より深いらしい。女として敗北した……と楯無はがっくり項垂れた。
そしていざ試乗。
「性能いかが?」
「いかがって……使いにくい。体が妙に軽いせいでステップ踏みにくいし、スラスタが過敏すぎて機体がぶれすぎる。着地時にオートで衝撃を吸収するバネの具合が気持ち悪いし、何より前の打鉄ちゃんに比べて装甲デザインがなんか刺々しくて嫌い」
仮にも日本の最新鋭第三世代ISにここまでボロクソ言う男は彼くらいの物だろう。打鉄と操作の勝手が違うから慣れていないだけともいえるが、今まで彼が極めてきたのは図らずとも『打鉄の極意』なのだ。ぶっちゃけ合うはずもなかった。そして初期化と最適処理化を済ませたその新型ISが眩い光に包まれる。
「アクセルシンクロォォォーーーッ!!」
「メガシンカァァァァーーーーッ!!」
「ワープぅ!進化ぁぁぁーーーーッ!!」
ワープ進化をチョイスした研究者が他二名に「は?何それ?」みたいな目で見られている。どうやらチーム内でのジェネレーションギャップが顕在化しているらしい。それはそれとして、最適処理化が終わって光が収まっ
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