7新たな仲間
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なるのよ。一度消費したら、二度と悪魔に駒を持たせてはくれないから」
昨日の言葉はそういうことか
不思議そうな顔のイッセーにリアス様は言葉を続けた。
「イッセーは兵士の駒の大半、七つ使わないと転生させられなかったの」
「七つ!?」
「ええ。七つ使わないと転生されられないと分かったとき。私はあなたを絶対に下僕にしようと思ったの。理由は至高の神器と呼ばれる『神滅具
(ロンギヌス)
』のひとつ、『赤龍帝の籠手』を持つイッセーだからこそ、その価値があったのね」
「『紅髪の滅殺姫』と『赤龍帝の籠手』、紅と赤で相性バッチリね。イッセー、ヤマト、あなたたちは最強の『兵士』を目指しなさい。あなたたちならそれが出来るはず。だって私の可愛い下僕なんだもの」
リアス様はイッセーに近づき額にキスを落した。
「これはお呪い。強くおなりなさい」
おれにも近づき俺の額にもキスを落とした
「と、あなたたちを可愛がるのはここまでにしないとね。新人の子に嫉妬されてしまうかもしれないわ」
すると、いつの間にかイッセーの背後にアーシアが立っていて、笑顔を引きつらせていた。
「ア、アーシア……」
「そ、そうですよね……。リ、リアス部長は綺麗ですから、そ、それはイッセーさんもヤマトさんも好きになってしまいますよね……。いえ、ダメダメ。こんなことを思ってはいけません! ああ、主よ。私の罪深い心をお許しください」
手を合わせてお祈りポーズのアーシアだが、「あうっ!」と途端に痛みを訴える。
「頭痛がします」
「当たり前よ。悪魔が神に祈ればダメージぐらい受けるわ」
さらりと部長が言う。
「うぅ、そうでした。私、悪魔になっちゃったんでした。神様に顔向けできません」
ちょっと、複雑そうな彼女。
「後悔してる?」
部長がアーシアに訊く。
アーシアは首を横に振る。
「いいえ、ありがとうございます。どんな形でもこうしてイッセーさんやヤマトさんと一緒にいられるのが幸せです」
感動! 感動だよ! さすがシスター!
「そう、それならいいわ。今日からあなたも私の下僕悪魔として二人と一緒に働いてもらうから」
「はい! 頑張ります!」
元気よく返事をするアーシア。
「さて、それじゃあ、ささやかな歓迎パーティでも開きましょうか」
そう言うと、部長が指を鳴らす。
すると、テーブルの上に大きなケーキが出現した。
「た、たまには皆で集まって朝からこういうのもいいでしょ? あ、新しい部員もできたことだし、ケーキを作ってみたから、皆で食べましょう」
部長が照れくさくそう言った。
「私もよろしいでしょうか?」
俺の
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