ハイスクールD×D 黒龍伝説 4
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はないコースで生徒会室に案内する。会長が戻ってくるまで時間があると思うので紅茶の用意をする事にした。ポットとカップを温めてから適量の茶葉を投入。熱湯を注いでしばらく放置。その間にお茶菓子を用意して先にお出しする。紅茶の方も準備ができたので砂糖とミルクを添えてお出しする。生憎とレモンはない。
「男の子なのに手慣れてるね。時計も見てないのに紅茶も完璧にしあがってるし」
「紅茶を入れるのに時計なんて必要なんですか?」
「え?」
「え?」
「えっと、紅茶の葉が開ききってから注ぐのが良い紅茶の注ぎ方で、種類によって時間が変わるんだけど」
「臭いでなんとなく分かるんで、時間はあまり気にした事が無いです。五感で鍛えられる物は可能な限り鍛えてるんで」
「鍛えてるって、そんな所まで鍛えてるの!?」
「こっちの世界に入ってからはあまり必要性を感じなくなりましたけど、鍛えていて損は無いはずですので」
基本的にはぐれは知能を失っている事が多い上に悪魔も脳筋が多い。転生悪魔もその傾向が。そう言えば教会から送られてきていたあの二人も。あれ、脳筋じゃないのって会長と副会長以外知らないぞ!?そう、小細工をするのは力の無い者がする事だ。そう思っておこう。オレは常に小細工や一般的に卑怯と言われる行為をガンガン行っていくつもりだ。プロレスで言うヒール役だ。
「もしかして、狩りの時に役立ってる?」
その一言で思考が停止する。
「……何処でそれを?」
「ソーナちゃんに男の影が出来たって聞いた時から色々と調べさせたからね。その、最近の懐事情とかも」
「会長には内密にお願いします」
「さすがにそっち方面では頼り難いもんねぇ〜。まあ、それもすぐに解決するから問題無いよ?」
「それはどういう?」
「悪魔は成果主義な一面があるからねぇ、結果を出している以上それに対する報酬があるの☆期待してて良いよ♪」
「はぁ、分かりました」
それからしばらくはたわいもない話をして会長を待っているとグレモリー先輩の父親と兄であり魔王であるサーゼクス様とルキフグスさんと一緒にやってきた。
「やぁ、こうして会うのは初めてになるね。私はサーゼクス・ルシファー、魔王をやっている」
「ソーナ・シトリー様の兵士予定の匙元士郎です」
「本当にまだ人間なんだね。にも関わらず、聖剣があったとは言えコカビエルを単独で撃破するとは。ソーナ嬢は良い配下に恵まれたようだ」
もっと上空を飛ばれてたら負けてただろうけど黙っておこう。そのまま軽く自己紹介を終わらせた後、魔王樣方を上座の席に案内して会長は下座の席へ、オレは会長の後ろに控える様に立つ。
「楽にしてもらってかまわないよ。ここに案内してもらったのは匙君に報賞
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