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大陸の妖精
大陸魔法
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ルトはスピードを加速させ、ジェラールに近づく



ジェラール「!!!」


一方のジェラールは、煉獄消滅(アビスブレイク)を放とうとした瞬間、エルザに斬られた傷が痛み、一瞬動きを止める



アルト「何が自由国家だ!!お前のくだらねェ夢物語のせいで涙を流す奴が何人いると思ってんだァアア!!」


ジェラール「くっ・・(傷が・・・!!)」


アルト「テメェは自由になんかなれねぇ!!!亡霊に縛られてる奴に自由なんかあるわけがねェ!!!」


輝かしい威光を放ちながら、アルトは拳を握りしめる


目を見開き、ジェラールに己の魔力全てを込めた全身全霊の攻撃を放とうとしている



ジェラールの瞳には絶世の光を纏うアルトがしっかりと映っていた



アルト「自分を解放しろォォ!!!!!ジェラァアァァアァァル!!!!!」



己の拳を振りおろし、ジェラールを塔の中心へと叩きつける


水晶の塔が粉々に砕け、蓄えられていた魔力と共に水晶が粉塵と共に散る


その光景は海の上にいるルーシィたちにもハッキリと見えた、美しい水晶の塔が大破し、爆発と共に轟音が響いていた




エルザ「(これが・・アルトの真の力・・・)」


塔の最下部まで落ちたジェラールを上から鋭い眼光で見下ろすアルト


エルザはその光景をただただ驚いて眺めていた



エルザ「(あのジェラールを倒した・・・私の・・・8年にわたる戦いは終わったんだ これで・・みんなに本当の自由が・・・)」


するとアルトは緊張の糸が切れたのか、翠色の光を失い、両膝を地面につける



エルザ「アルト!!!」


それを見兼ねたエルザは急いでアルトの元へ駆け寄り、アルトの身を抱きとめる



アルト「エルザ・・シモン・・俺は・・・勝ったぜ・・・!!」


エルザ「あぁ・・・お前はすごい奴だ、本当に」


アルトの無事を確かめるように、静かに抱きしめる力を強めた



しかし、突如、塔の損傷部分から大量の魔力が溢れる


魔力は外に放出され、夜空に何本もの光線を描いている





ルーシィたちは、その様子を海の上から見ていた


ジュビア「塔が・・・何アレ!!?」


グレイ「ま・・まさかエーテリオンが暴走しているのか!!?」


ルーシィ「暴走!!?」


グレイの言葉を聞いたルーシィは声を張り上げ驚く



ハッピー「元々、あれだけの大魔力を一か所に留めとく事自体が不安定なんだ」


ジュビア「行き場をなくした魔力の渦が・・・はじけて大爆発を起こす」


ウォーリー「ちょ・・・こんな所にいたらオ
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