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大陸の妖精
大陸魔法
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トレア、エルザを頼む』


シモンと最後にかわした言葉がアルトの心に突き刺さる



アルト「シモンのために!!エルザのために!!俺がテメェをぶちのめすんだァァアア!!!」


ジェラール「ぐっ・・・こざかしい!!流星(ミーティア)=I!!」


ジェラールは輝かしい光をその身に纏い、アルトの拳から脱出した



ジェラール「この魔法にはついてこれまい!!!」


アルト「はァアアア!!!」


上に逃げるジェラールを見たアルトは両足に力を加え、自身にストップをかける


そして流星(ミーティア)にも劣らぬ速さでジェラールの首筋に手を伸ばす



ジェラール「バカな!?この速さについてきた!!?」


驚くジェラールの首をつかみ上げるアルト


そしてもう片方の腕で、再び塔の下へと殴り飛ばす



ジェラール「ぐあァ!!」


アルト「まだだァアア!!」


凄まじいスピードで落ちていくジェラールの下へと周りこんだアルト


今度は塔の上に向かってジェラールの身体を蹴り上げた



ジェラール「(流星(ミーティア)をも上回るスピードだと!?やはり今のアルトレアが使っているのは間違いなく大陸魔法!!)」


アルト「オ オ オ オ オ オ オ オ!!!」


蹴り飛ばされたジェラールは床を突き破り、再び塔の最上階へと到達した


それを追うようにアルトが最上階へと登り詰める



ジェラール「オレは負けられない!!!自由の国をつくるのだ!!!!」


吹き飛びながらも上手く体制を立て直すジェラール



ジェラール「痛みと恐怖の中でゼレフはオレにささやいた、真の自由がほしいかとつぶやいた!!そうさ・・・ゼレフはオレにしか感じる事ができない!!」


アルト「テメェだけは自由を語る資格はねェよ!!」


ジェラール「オレは選ばれし者だ!!!!オレがゼレフと共に真の自由国家をつくるのだ!!!!」


アルト「それは人の自由を奪って つくるもんなのかァァーっ!!!」


邪悪な笑みを浮かべるジェラールと怒りで青筋を浮かべるアルト


互いの闘気がぶつかり合い、大気が震える



ジェラール「世界を変えようとする意志だけが歴史を動かす事ができる!!貴様等にはなぜ それが分からんのだァ!!!!」


そう叫んだジェラールは空中に魔法陣を描く



エルザ「煉獄消滅(アビスブレイク)!!!?塔ごと消滅させるつもりか!!!」


ジェラール「また8年・・いや・・次は5年で完成させてみせる・・・ゼレフ、待っていろ」


アルト「次≠ネどねぇー!!!!」



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