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剣聖龍使いの神皇帝
第1巻
デート直前での場所変更
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対してだと貫録や風格が無い程の態度となっている。

「この場で言うが、俺や一真と諸葉は神皇帝だ。創造神黒鐵の力を使える者は一人ではない、俺と一真と諸葉のみ赤龍帝やエクスカリバーが使える。もちろん光技と闇術は使えないから、希少な《救世主(セイヴァー)》なのは変わらない。が、力については神の力を持つ者同士として余り情報漏洩したくないんでね。それとランクを付けるなら、お前より上となるぞ」

「三人が神皇帝だと言うのは頭の片隅にでも置いておきます。ランクSSSですか、それについても黙認はしますが恐らく灰村諸葉の実力を見た者がランクSにしようと思います。私はそれを確認して来ただけですので、お手間をかけました。これにて失礼させてもらいます」

そう言って帰る駿河だったので、1階まで見送りをしたのだった。一方サツキと静乃と沙紀は、高級ランチを食べながらであったがなぜここに来たのかを疑問に思っていた。沙紀は零社長に呼ばれたのですよ、そう言うと蒼い翼と太いパイプを持っていたとは思えないと言ったサツキに対して静乃は納得していた。あとは服装が制服と痴女みたいな服装をしていた静乃とサツキの配慮で、個室に入ってからランチを食べていた。

「高級レストランとか入った事ないけど、諸葉って何者なの?」

ハンバーグをナイフで切りながら、そう言っていたので食事と話相手をしていた沙紀。

「諸葉様は、ここの社長である零社長の知り合いなのです。当然諸葉様は零社長のご自宅に住んでいます」

「愛し合う兄妹が奇跡の再会したから、一緒に食べたかったなー」

「ご挨拶が終わればここに来ますよ。サツキさん」

「ところでここの支払いも諸葉なの?」

「そうですよー。諸葉様はお金持ちですから、当然デートの時に支払うのは全て諸葉様です」

四人掛けの席に、沙紀の隣が空いていてサツキと静乃が隣同士で座っていた。これにはもちろん理由があり、沙紀の隣は諸葉だという事。いくら前世で恋仲や夫婦だったとしても、それを許す訳にはいかないからだ。

「ところでサツキさんと静乃さんは、諸葉様とは前世ではどういう関係だったのですか?」

「あたしは前世ではサラシャという名前で、フラガとは兄妹で恋仲だったのよ」

「私は、冥王シュウ・サウラの右腕で妻だった冥府の魔女と呼ばれていた」

ここからサツキさんが話すが、暴虐最低な皇帝に牛耳られようとしていて、フラガはたった一人で帝国に立ち向かった。聖剣の守護者で、サツキさんはそれを影で支えるお姫様。生涯掛けて帝国を打倒させた。その時の敵軍は万を下らなかったとか立ち塞がっても光速の異名を持ち通力を自在に操る高貴な女剣士だとか、あたしの兄様に協力しなかった時点でその国が滅びても因果応報だったとか。

「ここが個室でよかったですね
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