インベーティング:闇が求める光
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
事だから。
†††
神場
「どういう事だ!?納得行かねぇぞ!!」
俺は目の前にいる者ーーーガルムに叫ぶ。
「納得行かないも何も無いわよ!!これはゼウスの最終審判だ、覆る訳無いでしょう?」
尚もガルムが良い放つので、俺は口を開こうとする。
しかし、それはジェイダによって止められた。
「……ガルム様。ライトの存在がどれだけダークネスに影響をもたらしたのか、ご存知の筈ですが」
冷え冷えとした口調でジェイダが言う。
「……それは承知よ。あの馬鹿にも言ったわ。でも、行くなの一点張り。聞く耳持ちやしない」
「その判決に他の神達も抗議したのだが、さしもの上級神の進言でも、判決は覆らなかったよ」
クロア・バロンが言う。
「……どうにか、ならねぇのかよ」
「無理ね。あの馬鹿は頑固だもの。それこそ、神格を奪わない限りは判決なんて覆らないでしょうね」
ガルムが言うと、俺は苛立つ。
「あの糞駄神に直訴してくる!!」
「止めなさい、ダーク。無駄」
何時にまして五割増しで怖いジェイダが俺の肩を持つ。俺はジェイダの手を掴み。
「悪いな」
ガルムの方へぶっ飛ばした。
「んなっ!?」
どがしゃーん!!と大音量が響き、ガルム達は倒れるが、ジェイダは神器を持って立ち上がる。
「行かせませんよ」
「押し通る!!」
ジェイダが接近するも、俺は闇の刃を幾つも放ち、ジェイダを消し掛ける。
だが、ジェイダはそれすらも避けて接近してくる。
「……悪いけど、此方はやられてやるわけには行かんのよ」
ジェイダの腕を取り、蹴り飛ばすと、俺は走り出す。
すぐに回廊を出て、ゲートへと向かうと、そこには複数の神達が。
「皆!?」
「……さっさと言ってこい。お主の援護をしてやる」
オーディンがグングニルを取り出して言う。
「オッサン……」
「何、ゼウスの奴も色々在るのだろう。だが、友を助けさせないと言うのは些か許せんのでな。お主を支持する神らを集めて回ったのだ。行ってこい、友が待っているのだろう?」
「サンキュー、オッサン」
俺は礼を言うと、ゲートに近付く。
そこには、漆黒騎士団の面々が。
「騎士長グリー以下五十名、我が主の名に置いて馳せ参じました!」
「急いで行くぞ、神の決意を無駄にするな!」
俺は指示を飛ばすと、今一度オーディンを見る。
「オッサン!ありがとう!!」
「礼は良い!早く行け!あ、後儂の所からヴァルキリュリア一人を部隊に権限で突っ込んだからよろしくな!」
「自由すぎるぜアンタ!!」
俺は言うと、最後の団員がゲートに飛び込んだ事を確認し、俺も飛び込む。
「ゲートを壊させるな!死守せよ!!」
『オオオオオオオッ!!』
背後で神達の戦争が起きている事を確認し
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ