マブラヴ
0906話
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ヴ攻略が完了したんだから、地上部隊に報告した方がいいんじゃない? 追撃の指示もあるでしょうし』
「それもそうか。分かった」
レモンに軽く返事をし、改めてニヴルヘイムへと通信を繋げる。
映像モニタに映し出されたのはシェリル……ではなく、エザリア。
「エザリア?」
『ええ、アクセルには悪いけどシェリルに変わって貰ったの。で、早速本題なんだけど……少数のBETAがハイヴ内から出てきて、北、北東、東の3つに分かれて進行中よ。これはハイヴを攻略したと判断してもいいのかしら?』
「やっぱり生き残りがいたか。ああ、ついさっき反応炉をハイヴから切り離した」
にしても、北、北東、東……なるほど。北がウラリスクハイヴ、北東がマシュハドハイヴ、東がボパールハイヴってところか。わざわざ3つの集団に分かれたのは、少しでもBETAの生存確率を上げる為……か?
まぁ、もっともそんなのに意味はないけどな。
「追撃はどうしてる?」
『順調に行っているわ。休憩を取った魔法使い達と修羅神も再度出撃可能よ』
「その辺は任せる。とにかくBETAの数を減らすのを最優先にしてくれ。メギロート、イルメヤ、シャドウといった戦力の他にも、出せる戦力は全て出してBETAの数を減らしてくれ。シロガネも戦力として使って構わない。……ニヴルヘイムは拠点だから参加させる訳にはいかないが。それと、ソ連やアメリカも警戒しておいてくれ」
『了解したわ。その辺の指示は出させて貰うから、そっちも早く戻ってきて追撃に戦力を回してちょうだい』
「安心しろ、出る時はあっさりと出られるからな」
視線の先にあるのは、メインシャフト。もっともモニュメントが破壊されている以上、日の光は入ってこないが……その程度を消滅させるのは難しい話じゃない。
俺の考えを理解したのだろう。どこか呆れたような表情を浮かべたエザリアは、特にそれ以上何を言うでも無く味方に指示を出しながら通信を切った。
「……さて、メインホールにいる機体は全機集まってくれ。メインシャフトから外に出るぞ」
メガ・バスターキャノンで狙いを付けながら全機に通信を送り……次の瞬間、ニーズヘッグの中でも高威力の武器であるメガ・バスターキャノンから膨大な量のビームが放たれ、メインシャフトを塞いでいるモニュメントの残骸を消滅させるのだった。
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