暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
0906話
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シュガルハイヴからそう遠くないのだから。
 アフリカ連合軍と中東連合軍が幾ら俺達の兵器を輸入していても、BETAの数の暴力に完全に抗えるかと言えば、それも微妙。
 結局反応炉を取り外してこっちで確保するのがベストなんだよな。

『ええ、その辺はエザリアにきちんと言っておくわ。じゃ、気をつけてね』

 その言葉を最後に通信が切れる。
 そうして、改めて映像モニタでメインホールの中へと視線を向けると、BETAの数が少なくなってきているのが分かる。
 本格的に限界か。
 メインホールで敵を誘き寄せるっていうのは、結構使えるかもしれないな。
 もっとも、BETAの物量に対抗出来るだけの戦力があって初めて可能な作戦だが。
 その辺は俺達シャドウミラーにとって特に問題はない。
 となると、恐らく次からなるべくBETAの追撃を楽にする為に、メインホールでの戦いが主流となるかもしれないな。
 そんな風に考えている俺の視線の先で、スレイとスティング、アウルの操る3機のシャドウが、最後に生き残っていた要撃級の群れを一掃し……メインホールの中に生き残っているBETAの姿は1匹もいなくなった。

『片付いたわね。……アクセル、早速だけど一応私は反応炉の方を調べてみるわ。鉄原ハイヴの方では稼働しまま取り外す事は出来なかったけど、このアンバールハイヴはフェイズ5だから、もしかするかもしれないし』
「分かった。他の者達は周囲の警戒に当たれ。それとスレイはこのデータのある場所に向かってくれ。アトリエだ。一応発見したグラストンナイツがG元素の類を持ち帰っている筈だが、何か見落としがあるかもしれないからな。まずないと思うが、どこか他の勢力が先に確保しようとして出向いてきていたら、実力で排除しても構わない」
『了解した。量産型Wとメギロートを10機程度借りるぞ』
「ああ、任せた」

 その言葉にスレイは小さく頷き、シャドウとメギロートを率いてメインホールから出て行く。
 それを見送り、次に量産型Wやメギロートといった者達に向かって指示を出す。

「量産型Wの操るシャドウとメギロートはこの場に10機ずつ残して、それ以外はハイヴ内の掃討に移れ。ここでの戦闘では援軍が来なくなったが、だからと言ってハイヴ内のBETAを全て倒したとは限らない。それにまだ反応炉が生きている以上、遅れてBETAがやってくる可能性がないとも言えないからな。特に前回の鉄原ハイヴで俺が遭遇した母艦級はまだ現れていない」
『あ、母艦級なら俺が遭遇したぞ。身体の内部にハルバート・ランチャーを撃ち込んで破裂させた』

 俺の言葉に被せるようにムウが告げる。

「……まぁ、フェイズ5のハイヴだ。幾ら何でも母艦級が1匹って事はないと思うから、気をつけるように。母艦級に遭遇した場合は身体
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