暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
0906話
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が近いんだろうって言ってるのよ』
「……なるほど」

 確かに鉄原ハイヴでも最終的にはハイヴ側でBETAの数が足りなくなったのか、援軍は無くなっていた。
 それを考えれば、ハイヴの中でも最も重要な反応炉のあるメインホールにすら援軍を遅れなくなったというのは確かに限界点が近いのだろう。

『それと、こっちも報告。グラストンナイツがアトリエと思しき場所を発見したそうよ。G元素もかなりの数を確保したって』
「見つけたか!」

 思わず喜びの叫びが口から出る。
 実際にこちらの予定通りではあるが、それでもこの広大なハイヴの中だ。
 地図がある訳でもないし、実際にアトリエを見つけるのはアンバールハイヴを落としてから……という可能性も考えていたのだ。
 それだけに、この戦闘中に見つけられたのは幸いと言えるだろう。
 何しろハイヴ攻略後にアトリエを探すとなると、他の国からちょっかいを出されるかもしれないしな。
 シェリルから送られてきたアトリエの位置データを確認し、小さく笑みを浮かべる。

「分かった。ならグラストンナイツはG元素を確保した後、至急ニヴルヘイム……は、他の世界の部隊が集まっているか。シロガネの方に帰還するように伝えてくれ」
『分かったわ。……アクセル、もう少しね』
「ああ。これ以上BETAの援軍が来なければ、後1時間も掛からずにこっちの勝利を決定づける事が出来る」

 シェリルに返事をしつつ、スティングとアウルの乗っているシャドウの上から降ってこようとしていた戦車級を頭部ビームバルカンによって撃破する。

「2人とも、上にも気をつけろ」
『分かってるよ。こっちだってきちんと奴等を把握してたっての!』

 アウルの叫びが聞こえてくるが、実際にシャドウが両手に持っていたM950マシンガンの銃口を上に向けようとしていたのを見る限り、それは決して嘘ではないのだろう。
 間に合うかどうかはギリギリだったっぽいが。

「ともあれ、ハイヴ攻略戦はこんな風に長丁場になる。なるべく集中を切らさずに2人でお互いをフォローしつつ戦え」

 短く2人へと通信を送り、改めてシェリルとの会話を続ける。

「ともあれ、こっちはメインホールに来ていた援軍のBETAも既にいない。となると、恐らくは殆どハイヴ内にBETAの戦力は残っていないと思う。ただ、それでもさすがに全滅したって事はないだろうから、反応炉を取り外したらすぐにでも追撃できるよう準備を整えておいてくれ」

 出来れば反応炉は稼働したままのものを入手したいところだが、それが無理なのは鉄原ハイヴで確定している。
 かといってここに稼働したまま残しておけば、ここを取り戻すべくBETAがひっきりなしに攻めてくるだろう。
 ただでさえ、ここはオリジナルハイヴであるカ
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