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剣聖龍使いの神皇帝
第1巻
二人とデート前×双方の記憶
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して、何を運命と言うのか?

「(好き!諸葉が好き!大好き!!!)」

ホントは記号にハートが入るのだが、この文面状ハートマークの記号は使えないので!マークで代用している。胸の内の物が抑え切れなくなり、大声で叫ぶ。甲高い声が浴室の中で、爽快に反響する。もし他の誰かがいたら、問題発言となっているがここは一人部屋なので何も問題なく叫んでいた。前世でのフラガとの仲は、兄妹間の許されざる愛。禁忌への背徳感で燃え上がっていたけれど、どこの誰からも祝福されてない関係ではある。諸葉とは、血縁上と戸籍上では繋がってはいないし、結婚でも合法。というのが恐れていない状況となっていた。

「い、いけないわ、サツキ。実の兄妹でそんな事考えちゃダメ〜ん!」

シャワーの栓を締めながら、サツキはクネクネと身をよじらせるがまるで恋姫†無双の時からいた貂蝉を思い出す。アイツは漢女という自称持ちだが、見た目はオッサンだったからよく覚えている。拠点D×Dでは、華佗と卑弥呼と一緒に針治療のクリニックを創業させてから、仕事や外に出る時などは女の姿となるが、主に俺や華佗だけとなると元の姿となる。あー、あんまり思い出したくないが、サツキのクネクネで思い出してしまうとは・・・・。ちなみに今までの語り部は無論俺であり、精霊や神仏の類が随
時報告してくるようになった。

髪も生乾きのまま、頭にタオル一枚被っただけのサツキが自室を横断する。亜鐘学園寮では部屋をシェアしないので、完全一人部屋でIS世界のようにルームメイトとかもいない。肌や髪も磨きたい所だが、今は時間がないのでさっさと服に着替える。今頃、諸葉と静乃が二人っきりになっているという事を知らずではあるが、そういう展開にならないようにするために手入れ不足分は他で取り返せばいい事。

「ママには『背伸びしすぎじゃない?』って笑われたけど、買っておいて正解だったわ」

クローゼットの引き出しから取り出したのは、ブラとパンツを取り出すがシルクの黒だった。言わずと知れた妖艶なる大人の証、とサツキはそう思っているのか官能の世界への通行許可書だと勘違いしている。

「でもキスくらいだったら、ね〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」

サツキは胸の前で下着を握りしめながら、イヤンイヤンと体をクネらせた。一方俺と沙紀に静乃三人で駅の北口でサツキを待っていた。ホントは俺も家に帰ってから、着替えたい所だがここから一度帰ってからここに来るのも面倒なので、いつでも車に乗れるように待機はさせている。この町には北部繁華街と駅前繁華街という主な遊び場が二つ存在するが、県外出身者であるサツキが駅しか辿り着けないという事情からのチョイスである。俺はいいとして、静乃はサツキにああ言われたが家に一旦戻るというが嫌で俺と同じく制服姿だった。

「そういえば前世でもそう
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