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ルパン三世シリーズ×オリキャラ
手段は選ばない〜自分のやり方〜(ルパン三世/オリキャラ)
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色気たっぷりの声ではなく、真面目に聞かれたんだとこの時理解し、不二子の表情を伺う。
 
「不二、子……?」

 不二子の名前で呼んでも、不二子は返答することなく、恋也から離れていった。

 **

「大分てこずってるじゃねぇかルパン」
「今回ばかりは恋也を組ませねぇとならねぇんだ」

 恋也が眠った時間帯に次元とルパンは酒を飲みながら、リビングで話し合っていた。
次元がいつも通りにてこずってると言ったら、真面目な顔つきでルパンはグラスを傾けながら、返答した。
 
「そんなに厳しいセキュリティでもないのにか?」

 次元の問いにルパンはグラスの中に入っているウイスキーを次元にかけた。
その表情はどこか焦っているようにも見える。

「バカ言ってんじゃねぇ。約束しちまったんだよ、アイツと」

 ルパンにとって今回盗みに行くのはただのついで。
それを伝えていなかったのも悪いのだが、何かを約束したというルパンに全身ウイスキーまみれになった次元はソファから立ち上がり、タオルで濡れたところを拭く。

「何を約束したか知らねぇけどよ、ソファ汚したらまた怒られんぜ」
「次元ちゃんが俺をマジにさせるからでしょ」

 肩を竦めながらいつもの様にルパンは返答する。
本当に次元にとっても訳が分からないが、1つ言えるのは、そこまでして何かをしているという事だった。
 次元は鼻を鳴らし「おめーが紛らわしいことするからだ」と言って、そのままリビングから出て行った。

「アイツは覚えてねぇだろうけどな」

 窓の外を見ながら呟いたのだった。

 **

「ここにwillがあるのでこのareはbeに変わるのよ」

 不二峰子(ふじみねこ)が恋也のクラスで英語を教える。
考える事は同じ様で恋也は溜息が出そうになったが、さすがに友人に聞かれると面倒になると予感したので、誰にも愚痴らずに暫く日々を過ごしている。

 大体1週間と言って良いほどの時間が経った時、不二峰子が恋也を空き教室に呼び出した。

「あなた、自分で出した条件、覚えてる?」

 『教師』ではなく『不二子』として質問する。
やっぱり恋也を誘う気なのか、スカートは短めのを穿いており、黒のタイツを穿いている。
机に腰掛け脚を組むのをゆっくり行ってはいるが、それで心が揺れると言う訳でもなく、恋也は「俺を惚れさせた方に組む」と言い、内側からロックをかけた。

「あら、自分から閉じ込められる事になるのよ?」
「別に窓から飛び降りれるから問題は無い」

 放課後と言うのもあり、校内にはほとんど生徒や教師も居ないだろう。
そんな中、窓から飛び降りたって見られていても、気にする事はない。

「ねぇ、恋也君。私と組めば楽しい事沢山してあげれる
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