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ルパン三世シリーズ×オリキャラ
手段は選ばない〜自分のやり方〜(ルパン三世/オリキャラ)
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そこまでテンション上げる必要ないと思うけど」
「何言ってんだよ! 恋也良いか、よく聞け! イケメンという事は、つまり……モテる、恋也と張り合えるレベルだって、アレは」
「いや別に俺は張り合いたいとは思ってないし、自分が格好良いとも思ってない」

 溜息混じりに返答を返す恋也に友人――守烙坐星汰(かみらくざせいた)は分かっていないと言うように、恋也が使っている机に身を乗り出して、恋也に指を差した。

「分かってないな、恋也は校内で誰と付き合いたいランキング毎月1位の癖に、自分がイケメンじゃないとでも!?」
「そうだとしても、俺はそんなのに興味はない」

 実際誰が行ったかも分からないアンケート結果など、興味が無い。
一言でそう言ってしまったのだが、大体新聞部や写真部が共同でアンケートを行ったのだろうと予想ぐらいは出来、それ以上言うつもりもなく、席を立ち先に帰ると星汰に告げた。

「ちょっと待てって! 俺を置いていくのか! 1人でこの館内の本の整理をしろってか!」
「喋ってる暇あるならさっさとやれ」

 鞄を片手で持って、もう片方の手でヒラヒラと手を振っては図書館を後にしようとする。
ドアの前で一旦立ち止まり、後ろに振り返って「1人で終らせたら、今度飯でも奢ってやる」と軽く微笑みながら、今度こそ図書館を後にした。

「そんなんだから、人気あるって知らないのか」

 1人ポツンと残された館内で呟けば、再び本の整理を始めた。

 ―廊下にて―

「楽しそうじゃねぇか」

 不意に右から声がした。
曲がり角になっているので、角に隠れているのだろう。
 
「別に、楽しいって程のものじゃない」

 相手は誰だか分かっているので、あまり名前を言わずに返答する。

「色んな奴にモテてる癖に」
「お前もそれを言うか」

 恋也は声がした方に行き、思った通り快刀が居たのだが、快刀の持っている今月号の校内誌を奪い取った。
 一通り目を通すと、やっぱり『今月の付き合いたいランキング』に自分の名前が載っている。
 何が楽しいのか、それを知ってどうするのか、恋也には分からない。
 自分がイケメンだと言われたらそうなのだろう、自分ではイケメンなどとは思っていないけれど周りから見たら、自分はイケメンの部類に入るのだろう、そう思っている。

「毎回何で俺と付き合いたいって思うのか分からないな」

 奪い取った校内誌を快刀に返し、廊下の壁に凭れるように背中を預けて天井を見上げる。
白い壁に穴など開いてはおらず、それほど清潔にされてるのか、礼儀正しいのか、自分では判断がつかないほど、この学校は綺麗過ぎる。

「簡単な話さ。お前が優しすぎるんだ」
「優しいって言われてもな……」

 納得がいかないような
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