手段は選ばない〜自分のやり方〜(ルパン三世/オリキャラ)
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ように座った不二子はルパンに確認を取るように「仕事の邪魔はしないから良いでしょ?」とルパンに交渉を持ちかける。
だが、ルパンもルパンで恋也と組む気でいた為、すぐに『分かったよ』と頷くことは出来ないでいる。
丁度その頃合に、恋也は授業を終え、帰宅してくるのだが……。
―帰宅途中―
「っていうかさ、今回のテストふざけてるよな。範囲広すぎだろ!」
肩を竦めつつ友人の話を聞いていた恋也は、正直テストの事は考えていなく、どうせ点が取れるのだから考えなくても問題は無く、分からないところがあれば兄かルパンにでも聞けば何とかなると思っているので、心配すらしていない、とも友人相手だと言いにくいので、肩を竦めるという行動だけで返事をしていた。
「分かろうとしなければ、分かるものも分からないままだって」
一応アドバイスをしておいた方がよさそうだったので、思いついた言葉を適当に並べておき、そろそろアジトにでも帰るかと思っていた。
そんな時に目の前に夕日から銭形が現れた。
いや、決して銭形が太陽から「よう!」と言うに出てきたと言うわけではなく、ただ夕日が丁度道に虹の様に掛かっており、反対側から歩いて来た銭形が、夕日から出てきたように見えたというだけだ。
「ちょっと良いか?」
銭形は恋也、隣で歩いていた恋也の友人に声を掛けて、とある1枚の写真を2人に見せた。
黒髪で長さは肩ぐらいまであり、前髪を真っ赤なピンで留めて、頬にスペードのAと描かれ、サングラスを掛け、右手で外国人がよく使うグッドのサインをし、その右手を逆さまにし、左手は中指だけを立てた男の写真を見せた。
しかも右手は男の右側の胸元にあり、若干傾いていた。
一度、首を斬る動作をした後の傾き具合だった。
「この男を見なかったか?」
――何で持ってんだよ!
恋也は心の中でそう叫んだ。
いや叫ぶしか方法は無かった。
だって自分自身なのだから。
そんな事を言ってしまえば、自分は裏社会の住人だというのを友人に告白するようなものだ。
学校や家庭内では『表世界の住人』と言うのを演じている為、家族内はともかく友人には『裏世界』ましてや『ルパン三世』のメンバーの1人など、言える訳もない。
「……この男が、どうかしたんですか? 見た目的には失礼ですが、犯罪者という感じですけど」
出来るだけ丁寧に、そして笑顔を崩さず、問いただす。
自分に何の用か、それを聞きださない限り、情報など提供しないのが常識である。
「高校生に言うのは気が引けるが、コイツは悪党だ。それも色んなものを盗んでる、な」
それだけを聞いて、恋也は自分の写真を見ていつ撮られたものだろう、と的外れな事を考えていた。
「名前は?」
「ギルティ・
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