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ルパン三世シリーズ×オリキャラ
ひねくれ者と大泥棒(ルパン三世2nd/オリキャラ)
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様な服があるのだ?」

 五右ェ門がガサゴソと袋の中から明らかに女の子が着るであろう服が姿を現した。
淡いピンク地に白のレースがつき、胸元には真っ赤なリボンが付いたフリフリの服が。
 そんな服があった事など恋也は知らない為、顔を引きつらせ、ゴクリと喉を鳴らす。

「何故って、そりゃぁ恋也ちゃんに着てもらう為にでしょ」

 当たり前の様に答えるルパンを見て恋也はリビングから出て行こうとするが、大人の子供の力というより、足の速さは比べ物にならないのですぐにルパンに捕まり、服を渡された。

「着ないに決まってるだろ!」
「仕事でいつも着てる癖に」
「仕事とコレは別だろ! 大体誰が喜ぶんだ!」
「誰も喜ばねぇけど、無口だった罰」

 どんな罰だ、と恋也は思いながらも着れたら問題ないのか着替えてくると言えばものの10分でリビングに姿を現した。

「何か、あんま変わんねーな」

 ぽつり、ルパンが呟いた。

「じゃぁ着せようとするなよ」

 呆れたように恋也が溜息を吐き、ソファに腰掛けた。

「ルパンの趣味は分かんねぇな」

 次元の呟きに五右ェ門、恋也が頷いた。
今日も平和な1日である。

 その日の晩、黒いジャケットを着た男が、恋也のコップに『元に戻る薬』をこっそり入れるのだが、ルパンにバレて、怒鳴られるというオチが次元には待っていた。

 恋也は次の日、元に戻っていた。
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