バレンタイン(ルパン三世/オリキャラ)
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見ながら言い、恋也に立つように言って、何が起きているのかと説明を求めた。
りとの手首は離され、ルパンと恋也とりとはリビングで何があったのかを話し、りとは溜息を吐くだけだった。
「だったらメモぐれぇ残していけって……」
「悪いって……」
恋也はぎこちない笑みを浮かべつつ、3人テーブルを囲み、恋也から見て右にルパン、左にりとでイスに腰掛けて、話していた。
「まさか、ルパン三世が居るとは誰も思わねぇよ。ビビった」
一瞬、強盗に来たのか、と思ったがそういう訳ではなかったことにりとは安心し、一息つきながらコーヒーを飲み、マグカップを置いて「恋也の兄のりとだ。さっきは悪かったな、いきなり変なの見せ付けて」とルパンに挨拶をした。
いつもあんな感じじゃねぇんだけど、と付け足しつつも口元を軽く上げて、社交辞令の笑みを浮かべた。
「いきなりだったから驚いたぜ」
ルパンは肩を竦めながら上記を言い、恋也を横目で見る。
特に何もしていなかった恋也は、何故見られたのか分からずに居て「どうした?」と尋ねるが、取ルパンも何か意味があった訳ではない。
なので、すぐに視線を逸らす。
「取り合えず俺は学校だから、恋也は今日休むのか?」
「今日って土曜じゃなかった?」
「進路関係だ」
背もたれに凭れながら恋也はりとを見つめて、そういえば2年は進路関係もあって土曜も学校に行かないといけなかったな、と思い出す。
まだ1年の恋也にはあまり関係がないが、校内1位のりとは色々と面倒なことが起きている。
「落とせば良かったのに、テストの点くらい、すぐに取り戻せるのに」
恋也の呟きにりとは得意げに微笑みながら「校内2位のお前に抜かされたくはねぇんでな」と呟いた。
イスから立ち上がって部屋から出ていったりとを見送って、恋也はルパンを見つめる。
「そんなに疲れていたんだったら、最初から言えって」
頬杖を付きながら目を閉じて、寝息を立てているのを見て、恋也は呆れた表情をしながらぽつりと呟く。
「ルパン、寝るなら、俺のベッド使えって」
ルパンの肩を軽く揺すりながら、自分のベッドに移動させようとする。
だが、余程疲れていたのか、ルパンは起きる様子もなく寝息を立てていた。
ガチャリ、とドアが開き、制服姿のりとが姿を現して、中々起きないと理解したのは早くて、無理矢理と言って良いほどルパンの腕を引っ張った。
そのまま抱えるようにして、1番近い恋也のベッドに連れて行き「じゃ、行ってくるからな」と言い、学校に向かった。
**
恋也はベッドの縁に座りながら、自分のハンガーにルパンのジャケットを掛けている。
カン、と木製のハンガーにワルサーが当たった音がして、ワルサーを取り出
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