大人の味には全て裏がある(LUPIN The Third〜峰不二子という女〜/オリキャラ/ルパン大集合続きA/R15)
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何度も金属の音を出しながら、自分を求める少年が愛しくて仕方が無い。
自分でもどうしてそう思ったのかは分からないが、いつの間にか、目の前の少年――恋也を欲するようになった。
いつか自分のものにしたい、そう思ってしまったからなのか、ルパンは恋也から目が離せないでいた。
あの日、初めて出会った時に感じた『何か』はきっと手に入れてから分かるんだろうと、ルパン自身も思っているのだが、未だにその『何か』は分かりきっていない。
恋也には「手に入れたかったから」と伝えているのだが、正直な所、手に入れたいという思いもあったが、知りたいという気持ちの方がルパンは強かった。
何がそうさせるのか、どうしてそう思わせるのか、ルパンはそれを知りたかった。
だから、抱けばそれが分かるだろうと勝手に思ったのだ。
「可愛いぜ」
ルパンの呟きが聞こえているのか否か、恋也は頷きながらも続きを求めている。
それに応えようとルパンは動きを早めていき、恋也は声を発しながら達する。
達した後も恋也は熱い息を吐き続け、そして一言「覚えておけ」と呟いた、
**
あの後、恋也は意識を失って今朝方目が覚めた。
腰痛が酷いが気にしている暇もないぐらいに羞恥が襲い、布団おそらく普段ルパンが使っているものであろう、をもう一度被ってシーツに顔を埋める。
隣に人肌はなく、肌寒さを覚えつつ、寝返りを打って壁側に向く。
壁は壁でしかなく、何度溜息を吐いても変化は訪れないので、一度体を起す。
すると目の前に映った光景は自分の服が散乱しており、昨夜自分が何をしたのかと言うのを、突きつけられているような気分になる。
薬を盛られていたとしても、乗ったのは自己責任だ。
「マジか……」
はぁ、と溜息混じりに呟き床に散乱している服を広い、フローリングの床を裸足で降りて昨日着ていた服をもう一度着なおす。
何も着ないよりマシだろう。
どんな顔をして会えば良いのかと悩んでいると、ガチャリと風呂場のドアが開く音が僅かに聞こえた。
対して広くもないこのアジトの音は、大体聞こえてきて、今どこに誰が居るぐらいは検討がつきやすい。
数分経った頃に脱衣所のドアが開く音がしつつも、足から伝わる冷たい温度を感じながら、ゆっくりと部屋から出て、脱衣所に向かう。
「起したか?」
「いや、いつもこの時間帯に起きる」
誰かに起されたわけでもないので、正直に答えつつ、恋也は脱衣所のドアノブを手にした。
そのまま右に回して中に入り、シャワーを浴びていた。
腰の痛みは治らない。
**
「腰、痛むか?」
脱衣所から出て開口一番に尋ねられた事に、頬を赤く染めつつ意地で首を横に
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