暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D大和の不死鳥
5イカレ神父
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俺とイッセーは小猫ちゃんのお得意先のお宅に向かっている。転送魔法では無いのはイッセーの魔力がひくすぎる所為である。

「グレモリー眷属の者ですが、いますか〜」

呼び鈴を鳴らしても、ドアを叩いても何の反応もない。

「・・・留守という訳ではないね」

家の明かりが付いているし、鍵だってかかっていない。そして

「血の匂い!二人とも戦闘態勢で突入するよ!」

「え…………」

「はい」

動揺しているイッセーはほっといて俺は地面を足で叩くと俺の少し前に剣が地面からのびてきた。

ドアを蹴り飛ばしリビングへ入ると、壁には逆さまの死体が貼り付けられていた。
腹部から中身が出ており、両の手のひら、足、胴体の中心には釘が刺されていた。

「惨い事をするな……」

「……」

「このやり口から見て人間の仕業だな。相当、手慣れている……」

「ご〜名〜答〜♪」

声の方を向くと振り向くとそこには白髪の男がいた。

「俺は神父♪少年神父〜♪
 デビルな輩をぶった斬り〜、ニヒルな俺が嘲笑う〜♪
 おまえら、悪魔の首を刎ねて〜、俺はおまんま貰うのさ〜♪」

急に歌い踊る神父。そして、ニヤァッと笑い自己紹介をする

「俺の名前はフリード・セルゼン。とある悪魔祓いの組織している末端でございまですよ。
 あ、別に俺が名乗ったからって、あんたらは名乗らなくていいよ。
 俺の脳容量におまえの名前なんざメモリしたくないから、止めてちょ。
 だいじょうぶ、すぐに死ねるから。てか、俺がそうしてあげる。
 最初は痛いかもしれないけど、すぐに泣けるほど快感になるから、新たな扉を開こうZE!」

ビシッと指をさす神父のフリード・セルゼン。
なんともまぁ、カオス思想な神父だな。

「楽しい自己紹介は済んだか?この死体はお前の仕業だな?」

「イエスイエス、俺が殺っちゃいました。だってー、悪魔を呼び出す常習犯だったみたいだし、殺すしかないっしょ」

「な、何言ってんだよ!?お前らは、悪魔を退治するのが仕事なんだろ!?」

「……最低です」

「はぁーはっはっはっはっはっ!!ウケるっ!!なに悪魔の分際で説教してんだよっ」

腹を抱えて、盛大に笑った後・・・ハァーとため息をついてギロリッとこっちを見る

「いいか?お前ら悪魔は人間の欲を糧に生きてんだろ?
 そんな奴が穢れる前に殺したんだよ、慈悲ですよ慈悲!!アーメン!!」

そう言って死体を何度も蹴る。
明らかに神父というより殺人狂か拷問狂の類な人だ。

「・・・そうか」

「お、解ってくれたんですね。じゃあ次は―「貴様が死ね」―なんだって?」

一気に間合いを詰めて、奴の腹部目掛けて掌打を撃ち込む。
フリードは窓ガラス
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