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ハイスクールD×D大和の不死鳥
5イカレ神父
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徐々に形を形成していく。現れたのは……

「助けに来たよ。小猫ちゃん、兵藤くん、ヤマトくん」

現れたのは祐斗だった。

「あらあら。これは大変ですわね」

「・・・神父」

朱乃の姿もあまり遅いから迎えに来たのか。
なんにせよ、有難い事だ。

「おおお!!悪魔団体さんだーひゃっほう!!」

悪魔が増えたのがうれしいのかフリードは斬りかかってきた。
だが、その刃は誰にも届くことはなかった、祐斗がフリードの剣戟を受け止めた。

「悪いね、彼らは僕らの仲間でさ!」

「おーおー!悪魔のくせに仲間意識がバリバリバリューですか?いいねぇ。熱いねぇ。萌えちゃうねぇ!」

「・・・下品な口だ。とても神父とは思えない」

「その神父は≪はぐれ悪魔祓い≫だ。ただ悪魔を殺すのが生きがいらしい」

「なるほど、それは一番厄介なタイプだね。悪魔を狩る事だけが生きがい、僕らにとって一番の有害だ」

「おいおい!悪魔に言われたくねぇなー。俺だって精一杯生きてんだよ。
 てめーら、みたいなクソ悪魔に言われる筋合いはねぇよ!」

「あら、悪魔にだってルールはありますわよ?」

「おほっ!そこのお姉さん、いいよいいよ!最高だね、俺を殺そうって思いが伝わってくる。
 最高の殺意だよ。殺意は向けるのも向けられるのもたまんねぇ!」

「なら、消し飛ぶがいいわ」

その発現と同時に紅色の魔力波がフリードの横擦れ擦れに飛んできて壁を破壊した。
フリードは微動だにせず、破壊された壁の外を見て関心していた。

「私は、私の下僕を傷つける輩を絶対に許さないことにしているの。
 特にあなたのような下品極まりない者に自分の所有物を傷つけられることは本当に我慢できないわ」

そう言い終えると、リアス様は俺達に傍へ向かう。

「イッセー、ヤマト、小猫、ごめんなさい。まさか、この依頼主のもとに≪はぐれ悪魔祓い≫の者が訪れるなんて計算外だったの」

「だ、大丈夫ですよ・・・。ヤマトと小猫ちゃんが俺の事を護ってくれたし・・・」

「堕天使達がこちらに集まっています」

「なんですって!?朱乃、イッセーとヤマトと小猫を回収しだい、本拠地へ帰還するわ。ジャンプの用意を」

「はい」

「ちょっと待ってくれ!!アーシアはどうするんだよ!?」

「無理よ、魔方陣を移動できるのは悪魔だけ。しかもこの魔方陣は私の眷属しかジャンプできないわ」

案外、不便な魔法陣ですね・・・。
しかし、そんな事を言ってる時間がおしい。

「いや、お前たちは先に脱出しろ。俺はアーシアを連れてなんとかする」

「ヤマト・・・気をつけろよ」

俺はフッと笑い親指を立てて、一誠達を見送る。

「そうは問屋がおろさ―――
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