4教会
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
俺は『新人悪魔』の最初の仕事『チラシ配り』をイッセーとやっている。俺は原付でイッセーは自転車で配っている。
全部配り終わって俺とイッセーはリアス様(様づけはやめてちょうだいといわれたが王だから当然の呼び方と言った学校内ではやめてちょうだいといわれた)に報告して今日は解散になった。
次の日イッセーがデートした公園で二人でのんびりしてた。
そんな時だった。
「あうっ!!」
シスターが転倒していた。
しかも転んだ勢いで下着が見えておりイッセーは鼻血を吹いた
「なに吹いてんだよ!」
「う、うるせぇ!!」
ゴシゴシと鼻血を吹いて倒れた少女シスターへ向かい手を差し伸べる。
「大丈夫?」
「は、はい・・・ありがとうございます。」
キレイな金髪碧眼の少女だった。
どうして、シスターがこんな所にいるのだろうか?
「見たところ外国の方のシスターだけど、旅行か?」
「いえ、違うんです。
この町の教会に今日から赴任することとなりましたアーシア・アルジェントと申します。
アーシアと呼んでください。」
「アーシアって言うのか、俺は兵藤一誠。」
「ヤマトだ。」
「一誠さんとヤマトさんですね。先程はありがとうございます。」
アーシアは頭を下げてお礼を言うが、今度はオロオロしだした。
「どうしたんだ?」
「えっと、実は教会に行こうとしていたんですが道に迷ってしまって・・・出来れば道を教えてもらえませんか?」
「教会なら知っているよ。ついでだから案内するよ。」
「本当ですか!?ああ、これも主のお導きです!!」
アーシアが首に下げていた十字架を掴んで神にお祈りをすると体がだるく物凄く苦しい、イッセーのほうも物凄く苦しんでいる。
「ど、どうかしました?」
「な、なんでもない!!なんでもないよ!!」
悪魔に転生したからだなこれは。だるさがひいていく
「にしても女の子が一人で知らない国に来るなんてな、大変だろう?」
「確かに心細かったりもしますし、道にも迷ってしまいましたが、
一誠さんとヤマトさんのように優しい方にも会えました。ですから大丈夫です!」
そう言って微笑むアーシア、なるほど中々芯が強い子だね。
けど、俺は神とういのは信じてないけどね。
盲目的に神を崇拝する連中はロクな連中しかいないが、アーシアのような娘なら大丈夫だな
「あっ」
アーシアが声を上げる。
彼女の視線の先には転んだのか、ひざを擦りむいて泣いている男の子がいた。
「男の子ならこのくらいのケガで泣いてはダメですよ」
そう言って男の子の頭を撫でた後、傷に手をかざす。
するとその傷が淡い光に包まれみるみる内に消えていく。
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ