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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico10-Bシュテルンベルクの騎士〜Perceval & Tristan〜
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†††Sideルシリオン†††
俺とエリーゼの間に生まれた子供――ルルとベディヴィアの子孫にあたる現シュテルンベルク家の人間が住まう屋敷へとついに訪れることになった。俺が内務調査部の研修で居ない間にはやて達はシュテルンベルク家の現当主のパーシヴァル、その妹のトリシュタンと出会ったのだそうだ。そしてお互いの都合があった今日、こうして招待されることとなった。
「なんつうか、シャルん家に比べりゃ質素つうか・・・。まぁ、十分デケェ屋敷だけどさ」
八神の家の4倍ほどの大きな洋館とそれ以上の庭の広さはあるが、外観での絢爛さで言えば確かにシャルの家――フライハイト城に劣ってはいるな。それを聞いたシャルが「まぁうちは特別だしね〜」と苦笑した。
「そう言えば・・・なぁ、シャルちゃん。シュトゥラの王族って、現代ではどうなっとんの?」
門から正面玄関へと伸びる石畳の道を歩いている中、はやてがそんな事を急に訊ねたため、「どしたの突然」シャルも呆気にとられた。するとヴィータが「あっ、あたしも気になる!」ヴィータも話しに乗ってきた。
「わたしも本格的に次元世界に関わるようになったからな。それなりに勉強してるんよ。特に古代ベルカ史をな。そんでグラオベン・オルデンやシュテルンベルク家、シュトゥラについても学んだんよ」
リインフォースUの製作を終えたはやては、仕事の空き時間などを利用して次元世界の歴史を勉強し始めた。お気に入りは古代ベルカ史で、ベルカ中期から末期(というか、資料はその年代のものしか残っていない)の歴史をアインスに教わりながら勉強している。
「聖王家の血筋はもう絶えているのよね・・・?」
「雷帝ダールグリュンはどうなったのだろうな」
シャマルやシグナムもまた、かつて関わった王家の現在について気になっているようだ。
「まずイングヴァルト王家ね。血筋は現代でも残ってるよ。しかも直系ね。とは言ってもほとんど没落って感じで、現代じゃイングヴァルトって名乗らずにストラトスを名乗ってるよ」
アインハルト・ストラトスの家族のことだな。あの娘の年齢を考えれば、この時代ではまだ生まれるちょっと前と言った感じだな。
「ダールグリュンの直系についてはもう存続してないって話なんだけど、遠縁にあたる一族が今も続いてるよ〜」
この時代では3歳くらいになるのか、ヴィクトーリア・ダールグリュンは。シャルは続けて聖王家の直系や遠縁の血筋全てが途絶えていると話した。それからイリュリア王家の直系が現代でも続いていることも教えてくれた。
「大丈夫なのだろうか。イリュリアには嫌な思い出しかないのだが・・・」
「アインス、大丈夫ですか? 顔色が悪いですよ」
車椅子に座るはやての膝に置かれているショルダーバック――通称お出
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