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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico10-Bシュテルンベルクの騎士〜Perceval & Tristan〜
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服を着替えるためにトリシュやアインス、リインと共に、トリシュの部屋へ向かった。
「――はぁ。しかし、パーシヴァルさん。どうしてあのような事を・・・?」
「トリシュとの結婚話かい?・・・ルシル。セインテスト家はもう君ひとりしかいないと聞く。オーディン様が一員だったセインテスト家の直系の血を絶やしたくはないんだ。というのが半分。もう半分は、恩返し、というのかな。シュテルンベルク家がこうして存続しているのは、多大にオーディン様とアインス様たちグラオベン・オルデンの皆さんのおかげだと思うんだ。
それに、エリーゼ卿の晩年の裏日記の最後にこう記されていたんだ。守護騎士の皆さんと、皆さんが心より敬愛している主と巡り合えた時は、シュテルンベルク家の全力を以って力になってあげて、と。君もハヤテも血の繋がった親族の居ない、天涯孤独の身だ。だから・・・」
「俺とトリシュの結婚に繋がる、と。・・・トリシュはこの事についてはなんと? 顔合わせ初日なのに俺と結婚なんて・・・彼女は納得して――」
頭痛の種がまた増えた、と若干ストレスを感じながらそう訊こうとした瞬間、「もちろんです!」言い終わるより早く返答が応接室の出入口から聞こえた。そちらに振り向くと、トリシュとアインスとリイン、そして淡い翠色のゴスロリドレスを着たはやてが居た。
「ただいま戻りました。・・・私とハヤテの体格、服のサイズが同じで良かったです」
「きゃぁぁぁぁ! はやてちゃん、可愛すぎです?」
シャマルが真っ先に魅了された。シグナム達も次々と似合っている、可愛い、と褒めていく。俺も「うん、可愛いよ、はやて」と褒めると、「お、おおきにな♪」はやては照れ笑いを浮かべた。ああ、本当に可愛らしい。
「ずるーい、はやてだけずるーい! わたしも着るー!」
「イリス。お前は服を汚していないだろ。そのワンピースのままでいれば良いじゃな――」
パーシヴァルがそこまで言ったところで、シャルはティーカップを手に取ってパシャっと自分の服に掛けた。前から・・・そう、前世から解っていたことだが、コイツはやはりバカだった。
「トリシュ、服貸して!」
「・・・こちらに来て下さい、イリス。皆様、再度失礼します」
「はーい♪ ル〜シル〜、待っててね〜?」
シャルはウィンクしながらトリシュと一緒に応接室を後にした。
†††Sideルシリオン⇒イリス†††
トリシュの部屋で、わたしはトリシュの服に着替える。というか「トリシュの服って、結構メンドくさいよね」フリルやレース、リボンにボタンの数が半端じゃない。だからそう言うと、「でしたら、あんな事をしなければよかったじゃありませんか」ってトリシュが溜息を吐く。
「だって〜。ルシルがはやてを褒めるんだもん。わたしだっ
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