暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico10-Bシュテルンベルクの騎士〜Perceval & Tristan〜
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リシュはトリシュで、リインとユニゾンしたはやてを追い込んでた。
弓使いとしてのウィークポイント――弓を構え、魔力矢を創り、魔力弦に番え、狙いを定め、発射、っていう工程の多さをものともしないで、はやての射撃・砲撃を相殺、または粉砕しての直接ダメージを与えようとしてた。

「焦ったー! 強いじゃないか、イリス! どうしてその強さを、騎士昇格試験で披露しない!?」

――コード・サラヒエル――

そんな声と一緒に煙の中から炎の槍が2本と高速で飛来。シャルロッテ様は「またいずれね♪」と“キルシュブリューテ”で炎の槍を切り捨てた。その直後、「またっていつだよ」背後からパーシヴァル君の声。

「10年くらいあとじゃない? もっと早いかもだけど」

――コード・フルグルゼルエル――

雷撃纏う“ロンゴミアント”の刺突を、シャルロッテ様は振り向きざまでの“キルシュブリューテ”の一閃で払い落して、すかさず空いている左手の平でパーシヴァル君の頬を「へぶっ!?」パァン!と平手打ち。
よろけたところに、そのままの勢いでシャルロッテ様は回し蹴りを繰り出す。“ロンゴミアント”の払い落し、そのうえビンタ。その2連撃で体勢を崩されたパーシヴァル君は「うごぉ!」背中で回し蹴りを受けることに。

『イリス。初めてあなたと出会った時に伝えたと思うけど、剣士だから、槍使いだから、弓兵だから、そんな先入観で相手をするのはアウト。剣士だから剣しか使わない、なんて道理はないんだからね。パーシヴァルは、そこを間違った』

『はい・・・!』

蹴り飛ばされるパーシヴァル君に向けて、「雷牙翔裂刃(ガーベル・ベファレン)!!」シャルロッテ様は獣の爪のような5つの雷撃の斬撃を飛ばした。

「させません!」

――雷喰らう怒涛の宝珠――

パーシヴァル君に着弾する前に翔裂刃に立ち塞がったのは魔力球。その魔力球が翔裂刃を呑み込んだ。魔力球を射ったのはトリシュ。見れば、はやてとリインはユニゾンが解除されて、「きゅう〜〜」バタンキュー。あちゃあ、やっぱりはやてには荷が重すぎちゃったんだ。ごめん。

――閃駆――

「兄様! 大丈夫で――しまっ・・・!」

景色が一瞬で流れる。トリシュの背後を取るシャルロッテ様。それに気付いたトリシュが振り返った。けど、ここでトリシュは弓騎士としてのウィークポイントにその行動を拒まれた。大きな弓を構え、シャルロッテ様に照準を付ける。その2工程が敗因。シャルロッテ様は“キルシュブリューテ”の柄頭でトリシュの腹部を打ち、気絶させた。

――コード・シャルギエル――

氷の槍が2本と飛来。シャルロッテ様は閃駆でその2本の間を駆け抜けて、パーシヴァル君に接近。そして「これで閉幕!」“キルシュブリューテ”に魔力を付加。パーシヴ
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