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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico10-Bシュテルンベルクの騎士〜Perceval & Tristan〜
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すっ」

そしてはやてとリインはユニゾンを果たし、わたしの身体を預かったシャルロッテ様も騎士甲冑に変身して、さらに「この背格好の方が動きやすいんだよね」大人の姿へと変身した。すると「驚いた。大人の姿になると急に美しくなるんだな、イリス」パーシヴァル君がわたしの姿を褒めた。ちょっと嬉しいかも。

「でも、うちのトリシュだって成長すれば君に負けないほどに美しくなる! ルシル、婚約をするなら今だぞ!」

シスコン発言と一緒に騎士甲冑に変身したパーシヴァル君。右手に携えるのは銀の懐中時計から変形した2m級の長槍、銘を“ロンゴミアント”。ルシルの“エヴェストルム”とは違って、一目で槍だって判る形状。

「恥ずかしいことを言わないでください、兄様」

頬を赤らめてトリシュは再度、金色の懐中時計を大弓、“イゾルデ”に変形させた。そして2人とも、騎士甲冑へと変身。お互いの順部が整ったところで、「あー、じゃあ、テキトーに始め〜」ルシルの力ない合図で戦闘開始。シャルロッテ様とパーシヴァル君が同時に一足飛びで最接近。

「私の恋路のため、勝たせてもらうから!」

――炎牙崩爆刃(フェアブレンネン)――

シャルロッテ様が炎を纏う“キルシュブリューテ”を横一線に払うと同時に放たれた火炎斬撃。パーシヴァル君は「俺も、妹の恋路のために負けるわけにはいかないんだよ!」そう言ってそのまま突っ込んで、爆発に呑み込まれた。

――コード・フロガゼルエル――

爆炎の壁の奥から突進して来たパーシヴァル君の“ロンゴミアント”の穂には燃え盛る炎が。そして、そこから剣と槍の超高速剣戟が始まった。多方向からの斬撃を繰り出すシャルロッテ様と、愚直に刺突のみを繰り出し続けるパーシヴァル君。奥に引っ込んでるわたしにまで伝わってくるパーシヴァル君のプレッシャーに、わたしは恐れを抱いちゃってる。

「ちょっと待ってくれ。イリスってこれほどデキる子だったっけか!?」

「いつかはデキると思うけどね!」

シャルロッテ様の、いつか、の期待に恥じないようにもっと自分を鍛えないと。そう思っていると、『強いね、このパーシヴァルって子。こりゃ本気出さないと、逆に失礼だよね・・・!』シャルロッテ様から僅かな焦りを感じた。

――風牙烈風刃(ヴィントシュトゥース)――

「むぉ・・・!?」

シャルロッテ様が一足飛びで6mほど後退した直後、爆風の壁を放った。そしてソレは、追いすがろうと突進して来たパーシヴァル君を直撃。後方へと大きく吹き飛ばした。シャルロッテ様は容赦なく・・・

「そーら!」

――光牙烈閃刃(リッター・ネーメズィス)――

剣状砲撃を発射。着地したばかりのパーシヴァル君に着弾、爆発を起こさせた。と、「兄様!?」トリシュの悲鳴が。ト
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