暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico10-Bシュテルンベルクの騎士〜Perceval & Tristan〜
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かけバッグ(今もなお進化を続けるはやて&アインス作)から顔を覗かせたリインが、イリュリア王家の直系の存在に不安がるアインスを心配した。

「ありがとう、リイン。大丈夫だよ」

「えへへ」

アインスに頭を撫でられ気持ち良さそうに目を細めるリイン。不安がっているのはアインスだけじゃない。シグナム達も表情に陰りがある。そんなみんなの様子に、「あはは、大丈夫だよ」シャルが笑う。

「イリュリア王家の直系って言っても今じゃほとんど権力も武力も無いし、危険視するほどのものじゃないよ」

とのことだ。今は紛争世界や貧困世界を救うための慈善事業の会社も経営しているそうだ。そんな話をしながら30mほどの道を渡り、玄関へと辿り着く。すると自動ドアのように玄関の両開きのドアが外に向かって開いた。

「ようこそお越しくださいました、八神家の皆様方。改めて自己紹介を。シュテルンベルク家、当主のパーシヴァルです」

「トリシュタンです。・・・お会いできて光栄です、ルシリオン様、リインフォース・アインス様。それといらっしゃい、イリス。1年ぶりくらいです?」

「そだね。最近はちょっと忙しくて。久しぶり、トリシュ、パーシヴァル君」

エントランスホールで出迎えてくれたパーシヴァルとトリシュタン兄妹は、俺とエリーゼ2人の面影を持っている青年と少女だ。シャルの挨拶が終えたのを確認。

「八神家にてお世話になっている、ルシリオン・セインテストです。ルシルと気軽に呼んでくれると嬉しい」

「同じく、リインフォース・アインスです。アインスとお呼びください」

俺とアインスの自己紹介も終わり、俺たちは応接室へと通された。レッドカーペットにアンティーク調の家具、シャンデリア、高そうな美術品と展示台。そして「この絵・・・!」アインス達が壁に掛けられた数枚の絵画の前で足を止めた。

「オーディンさん、アギトちゃん、アイリちゃん・・・。エリーゼちゃん」

「この人が、エリーゼ・フォン・シュテルンベルクさんなんやなぁ」

「アギトとアイリ・・・。わたしとアインスと同じ、融合騎・・・」

「生で見ると、結構大きい絵画だね〜」

壁に掛けられていたその絵画は、シャルの家で見せてもらったグラオベン・オルデンの集合絵、俺とエリーゼのツーショット絵、守護騎士のみの集合絵、アギトとアイリのツーショット絵の計4枚だった。
シャマルは感慨深そうに描かれた俺たちの名を呼んだ。はやては、1つの椅子に俺と並んで座って幸せそうに微笑んでいるエリーゼの姿に見惚れている。そしてリインは、1つの椅子に寄り添って座って笑顔を浮かべるアギトとアイリをジッと眺めていた。シャルはその大きさに背伸び。

「懐かしいな。今でもハッキリと思いだせる」

「だな。オーディンとツ
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