マブラヴ
0905話
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し炭と化す。
味方の異変に気が付いたか、何らかの行動を起こそうとしたBETAも当然いた。だが、その行動が実際に動きを見せる前にBETAは炎に飲み込まれ消し炭へと化していく。
そうして1分程。
メインホールの中にいたBETAのうち、小型種はほぼ全てが消滅し、要撃級や突撃級のような大型種も半分以上が、要塞級は3割程が消滅していた。
勿論燃やし尽くされなかったBETAにしても、大小の差はあれどもダメージは受けている。突撃級の装甲殻の半分程が炭と化していたり、要撃級の足が燃やされて動けなくなっていたりと。
……ただし、光線級と重光線級に関してはやっぱり反応炉の側にいるので、被害はないらしい。
だがまぁ……その辺は予定通りでもある。
何だかんだで、今の一撃によりメインホール内に存在するBETAは大きく削れた。
もっとも、おかげでこっちもSPを大量に消費したが。
ともあれ、まずは厄介な相手から倒させて貰おうか。
「ファントムッ!」
その言葉と共にヒュドラから合計48基のファントムが飛び出し、メインホール内へと突入していく。
そのままT-LINKシステムによる操作でファントムはBETAの隙間を縫うように移動していき……次の瞬間、一斉にビームソードを展開したまま光線級と重光線級へと襲い掛かる。
ちなみにビーム弾を発射するのではなくビームソードを展開している理由としては、光線級と重光線級が反応炉の側にいるからだ。下手に攻撃を外して反応炉に傷を付ける訳にはいかないからな。
叩きつける雨の如く横から降り注ぐ、合計48本のビームソードを展開したファントム。
上ではなく真横から襲い掛かったおかげか、光線級や重光線級もレーザーを発射出来ず、ただ一方的に身体を貫かれて地面に崩れ落ちていく。
BETAの方でも異変に気が付いたのだろうが、先程の魔法の効果もあって動きは鈍く……1分と経たないうちに、メインホールの中にいた光線級、重光線級は全てが息絶え、地面に崩れ落ちていた。
それを確認し、ビームソードを展開したままファントムをこちらへと戻し、その途中に存在するBETAを貫通していくのを見ながら、ニーズヘッグをメインホール内へと突入させる。
さすがに魔法だけで全滅出来るとは思っていなかったが、結構な生き残りがメインホールに入ってきたニーズヘッグに向かって攻め寄せてきた。
先頭に突撃級、その背後に要撃級、最後部に要塞級。
その合間に戦車級を含めた小型種が少しだけ存在しているが、それでも小型種に関しては殆ど全滅状態に近いので心配する必要もない。
正直な話、倒すには大型種も小型種も労力的には殆ど変わらない。だが、その大きさの分だけ逃げ出されると厄介なのは小型種なので、そういう意味では最初に魔法で焼き払ったのは正解
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