マブラヴ
0905話
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トで足を絡め取られて転んで後ろの集団を巻き込んだ。しかもそこにKMFのガレスだっけ? あの機体とアークエンジェルの部隊にビームで一網打尽にされてる』
本当にイルメヤは突撃級キラーだよな。
あの速度で突っ込んで来る突撃級は、当然機敏に動ける訳もない。それだけに、先頭にいる個体をスパイダーネットで絡め取って転ばせてやれば、容易にその後列も崩れて攻撃の餌食となる訳だ。
まぁ、何はともあれ地上の方もBETAの数を順調に減らしてくれているようで何より。
「苦戦はしていないんだな?」
『そうね。ただ、ネギま世界から派遣された魔法使いのうちの半分くらいが長時間続いた戦闘で魔力切れ、体力切れになってニヴルヘイムで休憩中よ。修羅神も同様に休憩中ね』
「……なるほど」
魔法使いは生身であるが故に戦闘が行われている間中動き回って体力を消費し、更に魔力も使い果たしている。修羅神も乗っている間中覇気を消耗する事を考えれば、短期決戦用であるのは同じか。
「分かった。くれぐれも無理をさせないでくれ。こっちの戦力的には十分なんだからな」
『ええ。その辺はエザリアが言い聞かせてあるから大丈夫な筈よ』
「そうか。なら通信は一旦切るぞ。これからメインホールの攻略に入る。……ここの攻略を完了したら、恐らくハイヴ内に残っているBETAが一斉に地上に出る筈だ。その辺の注意だけをしておいてくれ」
そう告げ、通信を切る。
……さて、ここまで待ってもまだ誰もやってこないのを見ると、やっぱり俺が圧倒的に早くここに到着してしまったらしい。
少し前にホールで遭遇したオズマ達なら、到着してもおかしくはないと思うんだけどな。
ま、いい。ニーズヘッグだけでこいつらと戦えないって訳じゃないんだし。戦っていればそのうち援軍もやってくるかもしれない。
まず最初の一撃で敵の数を大きく減らす必要がある。
その為にはSPを込めた魔法での先制攻撃といかせて貰おうか。
光線級、重光線級のいる位置は……ちっ、駄目だ。反応炉に近すぎる。
いや、よく考えれば当然か。光線級にしろ、重光線級にしろ、レーザーを撃つ以上はエネルギー消費とかは激しそうだしな。
そうである以上、反応炉の近くでエネルギーを回復するというのは当然だ。
……つくづく妙な生き物ではある。
ともあれ、その2種類に関しては個別に撃破するとしよう。
かなりの量のSPを込めて……魔法を解き放つ。
『燃える天空』『燃える天空』『燃える天空』『燃える天空』『燃える天空』
瞬間、メインホールの中でも反応炉から距離のある場所は灼熱の業火に満たされる。
全てを飲み込むような業火が、メインホールの近くにいるBETAを飲み込んでいく。
その炎に飲み込まれたBETAは、次の瞬間には消
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