2堕天使
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昨日の所為で疲れて学校を休んだらなぜかリアス先輩と朱乃先輩が家に来ました。
せっかくなのでお茶とかでもてなしました。
「ヤマトの家大きいのね」
「ありがとうございます。ひとりなら小さくてもいいですけど豪邸に住むのにあこがれてまして」
そんな話をしていると転生悪魔になったイッセーを『はぐれ悪魔』と勘違いした堕天使が襲っているという情報が入ったらしい。
「朱乃! 私はすぐにあの子のところに行くわ!」
リアス先輩は急いで転移魔法の魔法陣を展開し始める。
「リアス先輩! 俺も行きます!」
「ダメよ! あなたは悪魔になったばかりだし、相手は堕天使よ!」
リアス先輩が俺を怒鳴りつけるが、これだけは引けない!
「イッセーは俺の友達です!」
「――っ」
「それに、リアス先輩を一人でそんなとこに向わせるわけにはいきません!」
「うぅ〜……、もうっ、勝手にしなさい!」
「リアス先輩……」
「でも、一つだけ約束しなさい! 私が許可するまで堕天使に攻撃しないこと! わかった!?」
「はい!」
リアス先輩は俺に近づくと転移魔法を発動させた。
「え〜と……? 私は……?」
転移直前に寂しそうな朱乃先輩の声が聞こえたが、今は緊急事態なので無視!
◆
リアス先輩の転移魔法が終わって周りを見て見ると、そこは先日夕麻ちゃんに刺された公園だった。
「行くわよヤマト!」
リアス先輩が駆け出したあとを追っていくと、イッセーが腹から血を流していて、そのすぐ近くにいる黒い羽を生やしたスーツ姿のおっさんが光の槍を掲げ、いままさに止めを刺されそうになっているところだった!
それを確認したリアス先輩は、手のひらに魔力を集めておっさんの手に目掛けて放った。
そして、そのままおっさんの前に立って、
「その子に触れないでちょうだい」
と啖呵をきった!
堂々と胸を張るリアス先輩、すっごく綺麗です!
――っと、いけないいけない。いまのうちにイッセーを回収しないと。
「なっ、ヤ……マトか?」
「イッセー。今は喋るんじゃない。傷に響く」
「ぐぅ……」
イッセーは重傷だがギリギリ命に別状はない。
いまはリアス先輩と堕天使との啖呵の切りあいを見ないといけないからな!
「……紅い髪、……グレモリー家の者か……」
おっさんが憎憎しげにリアス先輩を睨みつける。
「リアス・グレモリーよ。ごきげんよう、堕ちた天使さん。この子にちょっかいを出すなら容赦しないわ」
「……ふふっ。これはこれは。その者はそちらの眷属か。この町もそちらの縄張りというわけだな。まあいい
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