四十六話:開戦&開戦
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うか、そんなことなど考えていない。暗殺部隊でありながらこの部隊には派手に暴れる人間が多いのだ。そもそもボスであるイッセーがこそこそとやらずに一撃で敵のアジト事消し飛ばすのだからそんな事を気にする隊員は新入りぐらいのものなのだ。
「あら、あなたいい体しているわねー。八十点よー。あなたはダメ、二点!」
そんなスクアーロを眺めながらルッスーリアは再び敵の体の採点を始める。
ルッスーリアは何を隠そう死体愛好家である。朽ち果てて冷たくなった動かない肉体に美しさを見出しているのだ。その為良い肉体があれば殺してから持って帰ってコレクションにするのだ。しかし幸か不幸か分からないが今回は中々ルッスーリアのお眼鏡にかなう肉体は出て来なかった。
まあ、出て来ようが出て来まいが待っているのは死だけなのだが。
さらに場所は変わり屋上になる。そこには一人の少女と一人の背の高い青年が佇んでいた。
少女の名前はブルーベル。そして青年の名前はこの惨劇を生み出した張本人である、ヴァリアーのボス、兵藤一誠である。そしてそれを見つけた魔法使い達はよせばいいのにも関わらずに襲い掛かって来る。
「カス共に身の程を教えてやれ」
「りょうかーい! ちゃっぷーん☆」
『雨ショニサウルス開匣』
イッセーの命令に従いブルーベルが匣を開匣するとブルーベルの姿に変化が起こる。下半身がショニサウルスの姿になり、全身に雨の炎を纏う。因みに上には何も着ていないがギリギリのところで髪に隠れていて乳首は見えない。そのことに歯ぎしりをしている紳士がイッセーの精神世界に居たことをブルーベルはもちろん知らない。
魔法使い達は様々な魔法を二人に撃ち込んでくるがそれらは全てブルーベルが展開した巨大な雨の炎による防御壁による防がれていく。そのことに業を煮やした魔法使い達はその防御壁を壊そうと突っ込んでくるがそれこそがブルーベルの狙いである。接近した相手を自身が纏っている純度100%の雨の炎のプールの餌食にすることこそがこの『クラゲ・バリア』の真骨頂なのである。そして分子レベルで動きを止められた敵の末路は一つだけである。それは―――死。
ブルーベルは動きの止まった敵にアンモナイトの殻をぶつけて爆殺していく。
その顔はただ遊ぶ子供の様なあどけなさを残しているだけで人を殺すことになんの戸惑いなどなかった。
「俺もやるか……カストカゲ」
『了解した』
『Welsh Dragon Balance Breaker!』
イッセーの呟きに答えドライグはその力を開放する。赤き光が迸り、イッセーの手に二丁拳
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