第16話 念動力者、魑魅魍魎の主に告げる
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づけさせた
「だったらいつか…カナちゃんの力が必要になったその時、アンタを俺の隣に……百鬼夜行の群れに並ばせてやる」
「リクオ君…」
そして2人はそのまま月を背景に再び深い口付けを交わす……
……事を奴良組側近頭が許すはずが無かった
「リクオ様ああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!いったいなぁにをしていらっしゃるんでやがりますかあああああああぁぁぁぁっっっっ!!!!!」
そう、この雪女こと及川氷麗。リクオが生まれる前から奴良組に入り、リクオが幼い頃から側にいた妖怪の1人でリクオに恋心を抱く乙女なのだ
「落ち着け氷麗、せっかくの雰囲気に水を差すんじゃねえ。あと言葉使いがおかしくなってるぞ」
「これが落ち着いていられますか!!リクオ様の畏れを辿ってみれば、なんですかあの“ウフフ”や“アハハ”と聞こえそうな甘い空気は!!何か御二人が居る空間だけ淡いピンク色が見えましたよ!!あれですか!?リクオ様の新たな畏れですか!?それともブリッ子家長との新たな鬼纏ですか!?それに私が差すなら水じゃなくて氷の鑓でもブッ差しますよ!!!」
乱入者、及川氷麗のマシンガントークにリクオは呆気にとられ、カナは呆然としていたがカナは負けじと笑顔だが目だけは全く笑っていない表情で氷麗を睨み付ける
「リクオ君にも言ったけど、及川さん……今はもう守られてばかりの私じゃないよ?これでもこの学園都市の念動力者の大能力者なんだから例え雪女の及川さん相手にも負けるつもりは無いよ?」
そう言うとカナは右手に力を集中させ、いつでも能力を発動出来る構えを取る
対する氷麗も笑顔だが目は笑っていない表情でカナを睨み付ける
「あーら家長さん。私だってリクオ様の側近頭として日々訓練を積み、出入りの際は私が、そうっわ・た・し・が!!リクオ様の隣で戦っているんですからね!絶対に貴女には私の場所は譲らないわ!」
そう言うと氷麗は制服から白い着物へと変わり首元に白いマフラーが現れ、瞳も青から金色へ変わった。これで氷麗もいつでも戦闘が出来る体勢になった
だがそれで怖気ずくカナではなかった
「いいよ!私だってタダで貰おうと思ってないから。いつか必ずリクオ君の隣に立ってやるんだから!!」
「それじゃあ、家長さんがどれほど強くなったかこの側近頭の及川氷麗が試してみましょうか!“我が身にまといし眷族氷結せよ 客人を冷たくもてなせ 闇に白く輝け 凍てつく
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