第19話 =共鳴=
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も」
まだ完璧とはいえないため死ぬ確立がぐんと上がるボス戦では使うにはちょっと度胸がいる。
それに周りの声が絶対にうるさいからな。
「ここら辺はもう十分なくらい倒したけど…今日はこれからどうするの?帰る?」
「そうだな…って…シリカたちは?」
よく見るとこの場には俺、サチそしてユカしかいない。残りのリズとシリカは?と周りを見渡していると
「あそこでモンスター狩ってるわよ」
という声と共に少し遠くでポリゴンが散る音が聞こえた。
その散った場所と思われる場所にはリズとシリカがハイタッチしながら喜んでいた。
「おーい、リズとシリカー!今日は帰るかー?」
「あ、はい!じゃあ今日はこれくらいにして帰りましょうか」
「ふぅ…それにしてもアスナたちってこんなのを毎日繰り返してたのね〜…」
「多分これ以上だと思いますよ?一応トップギルドの副団長ですし」
「うへぇ…」
俺の呼びかけにメイスを肩に担いで以下にも疲れているリズとどんどん生き生きしてきている気がするシリカがこっちへやってきた。
下山中にモンスターが出る危険性もあったが転移結晶は高価なのでここから歩いて帰ることになった。
「そういえば、リクヤたちは武器大丈夫?店戻ったら見るけど」
「さっき、岩が相手みたいなものだったから少し心配だな…」
「私もお願い…棍、折れないかな…」
「大丈夫だって。棍なんて意外と丈夫さがとりえだったりするんだし」
マスターメイサーとしてのスイッチが入ったのかそこからどんどん武器の説明が始まってしまった。
それも歩きながらだったのでよかったが話が終わるころにはもう下山が出来ていた。
「…おーい、リズベットさーん」
「へっ?…ご、ご、ごめん!!…そういえばユカちゃんとシリカはどうする?」
「なら…私もお願いしていいですか?…ちょっと最近軽すぎるように感じちゃって」
俺がリズを向こうの世界戻そうと呼ぶと自分でも熱が入って話していたのを思い出し赤くなりながらもユカとシリカにも聞く。
するとピナが肩で寝てるシリカは自身の武器をカスタムしてほしいと言った。
「私も新しい投剣作ってもらわないと…そろそろストックなくなっちゃうし…リズお願い」
投剣は文字通り投げるためにあるので軽いが量が多ければさすがに重く感じてしまう。
それなのでユカはいつも必要最低限しか持って行っていない。
投剣はただ遠距離のためだけではなく、当てた標的を『麻痺』、『毒』にさせたり逆に『回復』させたりと無駄に便利なので
あるだけで便利なのだが当てる方向を間違えるとモンスターを回復させてしまったりとリスクもある。
そういった効果をつけれるのもマスターメイサーだけなのでリズがギルドに入
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