第4章 戦争と平和
第35話 カットバックドロップターン
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たんから」
「はーい☆」
「レヴィアたんにとって『魔法少女』とは何ですか?」
む、いきなり深い質問が来たわね( ゚Д゚)
ここは茶化さず正直に答えましょう。
「私にとって魔法少女は、天職かな。魔法少女のお仕事を続けてけれど、一度も辛いなんて思ったことはないわ☆ 私こう見えてもとある組織のトップなんだけれども、ストレスがたまってしょうがないの。しがらみも多いしね」
「なるほど、兼業魔法少女ということですか。コスプレも息抜きの一環で?」
「そうね。コスプレしてみんなを元気にしたい。そして、元気なみんなから、私も元気がもらえるの。もう魔法少女が本業でいいからしら☆」
「なるほど、お仕事に対する真摯な姿勢に感服いたしました」
ちょっと真面目に答えすぎちゃったかしら(´・ω・`)
司会のほうは、ぎょっとしているようだけれど。
でも、大事なことだからね。茶化すことはできないもん。
はやてちゃんはどうでるかな?
「では、ディアーチェさんにとって『魔法少女』とは何ですか?」
「いい加減魔法少女を仕事か何かと勘違いしている奴うざい。仕事じゃないし。魔王の方がよっぽど仕事」
「仕事じゃなかったらなんなんですか」
「人生……かな」
な、なんと!? その言葉に私は衝撃を受けたのだ。
人生……そこまで重く魔法少女をとらえたことはなかった。
手を抜いてきたつもりは一切なかった。が、魔王課業の息抜きである側面は否定できない。
私にとって魔法少女は創作活動だった。
魔法少女の「コスプレ」といっている時点で私は負けていたのだろう。
コスプレ、とかなりきりではなく、彼女は自然体で魔法少女そのものなのだ。
姿かたち、仕草までもが無駄なく洗練されている。
負けたよ。ディアーチェ。お前がナンバーワンだ。
「だが、ちょっと待ってほしい。ボクの魔法少女の師匠がこちらにたどり着いたようだ。後学のためにも、ゲストとして呼んでもいいだろうか」
なんですと!? 今日は驚いてばかりね。
はやてちゃん上回る魔法少女、これは見ないわけにはいかないわ(#^^#)
会場からもラブコールが起こる。司会も登場を認めたようだ。
魔法少女コンテストに特別ゲストとして登場したのは――。
◆
そのとき会場は熱狂の渦に包まされていた。
学園三大お姉さまそっくりのロリ魔法少女ロード・ディアーチェと、同じく三大お姉さまの生徒会長の姉だという謎の魔法少女マジカル☆レヴィアたん。
どちらも超が付くほどの美少女であり、そのあざとい仕草に目が離せなかった。
だからだろう。ソレに気づけなかったのは。
ディアーチェが放った、最
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